社労士試験が難しい理由|偏差値や難易度ランキング
- 社労士の難易度を大学で例えると?
- 他資格との難易度ランキングは?
- そもそもなんで難しいの?
そんなあなたの疑問にお答えします。
社労士試験の合格率は6%前後。
10人受けても1人も受からない難関試験です。
そこでこの記事では、社労士の難易度を様々な角度から分析しました。
社労士に挑戦するか悩んでいる方も、この記事を読めば合格に近づくことができます。
ぜひ最後までご覧ください。
社労士試験は年々、難化傾向。
その社労士試験の合格率をあげる簡単な方法は、今からスタートすること。
なぜなら今スタートすることが、一番勉強時間が長くなるから。
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大学に例えると社労士の偏差値は65!MARCHと同じくらい!
資格のとり方 では、社労士の偏差値は65。
偏差値65は大学受験では、MARCH(マーチ)よりやや上のレベルです。
「マーチ」(MARCH)とは、関東地方にキャンパスを構える私立大学5校、
『明治大学』(M)
『青山学院大学』(A)
『立教大学』(R)
『中央大学』(C)
『法政大学』(H)
の頭文字で構成された用語です。
入試難易度では、首都圏において、早稲田・慶応、上智などに次ぐ難関大学グループとされています。
引用:マイナビ学生の窓口|MARCH(マーチ)とはどういう意味? それぞれの大学の特徴や偏差値も紹介
大学名 | 文系 | 理系 |
---|---|---|
明治大学 | 60.0~62.5 | 55.0~62.5 |
青山学院大学 | 57.5~65.0 | 52.5~57.5 |
立教大学 | 55.0~67.5 | 55.0~57.5 |
中央大学 | 52.5~65.0 | 52.5~60.0 |
法政大学 | 55.0~65.0 | 52.5~60.0 |
学部によって違うものの、偏差値は社労士のほうが高め。
おおよその目安として、他にも偏差値65の大学を見てみましょう。
【ポイント】
- 社労士の偏差値は65
- MARCHよりは少し高い
社労士と同じ偏差値65の大学
偏差値65の国公立・私立大学は以下のとおりです。
【国公立大:文系】 | 【国公立大:理系】 | 【私立大:文系】 | 【私立大:理系】 |
---|---|---|---|
東京学芸大(教育) | 筑波大(情報学群) | 国学院大(法) | 芝浦工業大(デザイン工) |
埼玉大(教育) | お茶の水女子大(共創工) | 成城大(経済) | 学習院大(理) |
静岡大(人文社会) | 神戸大(海洋政策科) | 津田塾大(総合政策) | 東京都市大(情報工) |
名古屋市立大(人文社会) | 富山大(薬) | 関西大(政策創造) | 近畿大(建築) |
大阪公立大(経済) | 名古屋大(工) | 立命館大(産業社会) | 順天堂大(薬) |
これらの大学名を、目にしたことがある人も多いのでは?
もちろん社労士と大学入試では受験層が違うので、単純な比較はできません。
しかし社労士が難関資格であることは大まかに分かります。
社労士は簡単には合格できない資格といえますね。
社労士合格に学歴は関係ない!!
こんな高い偏差値なら、自分の学歴じゃムリかな…
そう思うあなたに言いたいのは「社労士合格に学歴は関係ない」ということ。
弁護士や司法書士だと、法律の基礎知識がないとまず合格できません。
しかし社労士は、法律の基礎知識がなくても合格できる資格です。
法律の基礎知識が不要なので、工学部などの理系の方も合格できます。
勉強方法を間違えなければ、学歴に関係なく合格できる文系の難関資格
それが社労士です。
偏差値に恐れることなく堂々と合格を目指しましょう。
社労士合格と大学のレベルは関係ありません!
他資格と比べた社労士の難易度ランキング
ここからは社労士と他の資格を比べます。
8士業の中での社労士の難易度
社労士は8士業のひとつ。
【8士業とは?】
職務上に必要がある場合、第三者の戸籍・住民票などの請求権が認められている8つの士業
8士業の難易度ランキングは以下のとおりです。
士業名 | 偏差値 |
---|---|
①弁護士 | 77(超難関) |
②司法書士 | 76(超難関) |
③弁理士 | 75(超難関) |
④税理士 | 75(超難関) |
⑤社会保険労務士 | 65(難関) |
⑥海事代理士 | 65(難関) |
⑦土地家屋調査士 | 64(難関) |
⑧行政書士 | 62(難関) |
社労士は8士業の中では、中間の難易度。
弁護士のように絶望的に難しい試験ではありません。
しっかりと対策すれば合格できる試験だといえます。
社労士は8士業の中でも女性が活躍しやすい
社労士が特徴的なのは、8士業の中でも女性比率が高いことです。
士業名 | 女性比率 |
---|---|
①弁護士 | 19.6% |
②司法書士 | 18.5% |
③弁理士 | 16.3% |
④税理士 | 15.5% |
⑤社会保険労務士 | 32.7% |
⑥海事代理士 | 不明 |
⑦土地家屋調査士 | 3.2% |
⑧行政書士 | 15.1% |
社労士合格の多くは、通勤や家事・育児のスキマ時間も勉強しています。
逆をいえば会社員や育児駐の人も、スキマ時間を上手に使えば合格できる資格といえます。
社労士が行う事務作業やコンサル業務は、性別による有利・不利もありません。
そこも女性が活躍できる理由でしょう。
他の資格と比べた社労士の難易度
その他の人気資格と比べた難易度ランキングは以下のとおりです。
士業名 | 偏差値 |
---|---|
中小企業診断士 | 67(難関) |
簿記1級 | 67(難関) |
社会保険労務士 | 65(難関) |
FP1級 | 58(普通) |
宅建士 | 57(普通) |
社労士とこれらの資格で大きく違うのは、社労士には受験資格が必要ということ。
社労士より難易度が高い簿記1級や中小企業診断士は、受験資格がなく誰でもチャレンジできます。
このことから、社労士は違う意味でハードルが高いといえます。
社労士と他の資格を比較した記事は、以下を参考にしてください。
社労士が難しいといわれる理由
社労士が難関資格といわれる理由は以下の5つがあります。
①勉強する範囲が広い
社労士試験は科目が多く、勉強する範囲がとても広いです。
【社労士の試験範囲】
- 労働基準法
- 労働安全衛生法
- 労働者災害補償保険法
- 雇用保険法
- 労働保険徴収法
- 労働に関する一般常識
- 健康保険法
- 国民年金法
- 厚生年金保険法
- 社会保険に関する一般常識
これらの科目は関連があり、いろいろなところで絡み合っています。
後述するように各科目に基準点もあるため、すべての科目を効率的に勉強する必要があります。
②法改正が頻繁にある
以下の話題は、ほぼ毎日ニュースで目にします。
- 働き方改革
- 医療費増加
- 年金問題等
これらは社労士試験で出題される法律と、密接に関連しています。
- 働き方改革➡労働基準法
- 医療費増加➡健康保険法
- 年金問題等➡国民年金法
それだけ社労士があつかう法律が身近なので、改正も頻繁にあるのです。
受験生はその法改正にキャッチアップする必要があるのです。
③勉強時間の確保が難しい
社労士合格には800〜1,000時間の勉強時間が必要と言われています。
これだけの勉強時間を確保するには、平日も休日も勉強が必要です。
仕事や家庭に責任がある年代の方には、勉強時間を確保するのも難しいでしょう。
④各科目と総得点に基準点がある
社労士には各科目と総得点に基準点があります。
- 択一式の科目ごと:7個
- 選択式の科目ごと:8個
- 択一式の総得点:1個
- 選択式の総得点:1個
合計17個の基準点があります。
科目合格制はないので、得意・不得意を作らず勉強する必要があります。
社労士試験は毎年のように合格基準点が変動します。
社労士試験の合格基準点の推移は、下記の記事をご覧ください。
選択式の基準点に多くの受験生が泣いてきた
基準点の中でも特に厳しいのが選択式です。
選択式は、各科目5点中3点が基準点です。
1点のウェイトが高く対策もしづらいため、毎年多くの方が基準点割れで泣いてきました。
しかし選択式にも対策はあります。
過度に恐れず、しっかりと勉強して対応していきましょう。
社労士試験の選択式の対策はこちらの記事をご覧ください
⑤試験時間が長い
社労士試験は1日がかりでおこなわれ、午前に選択式・午後に択一式が行われます。
特に択一式は試験時間が210分(3時間30分)。
これだけの長い時間、集中力を保つのはかなり難しいことです。
しかも問題数も多いため、1問を3分で解かなければいけません。
社労士試験は、長い集中力と正確な解答力が求められるのです。
社労士試験の難易度を下げる3つのコツ
難易度が高い社労士試験ですが、以下の3つのコツをおさえれば合格に近づけます。
独学は無謀なので通信講座を利用する
社労士に独学で挑戦するのは、非効率なのでおすすめしません。
合格率だけを見ると、社労士試験はMARCHより圧倒的に低いのです。
【MARCHと社労士試験の合格率比較】
大学名 | 合格率 |
---|---|
明治大学 | 26.0% |
青山学院大学 | 28.0% |
立教大学 | 22.0% |
中央大学 | 27.0% |
法政大学 | 23.0% |
社労士試験 | 6.9% |
※社労士の合格率は2024年度の実績(引用:厚生労働省)
そこで一番簡単に合格に近づく方法は、通信講座を利用することです。
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実際に筆者も、通信講座を利用したおかげで合格しました。
実務経験・法律知識ゼロで合格できたのも、通信講座を利用したおかげです。
もっと色々な講座と比較したいなら、社労士のおすすめ通信講座の記事を参考にしてください。
合格までのスケジュールをたてる
勉強方法が決まったら、次は合格までの勉強スケジュールを考えましょう。
社労士試験は毎年8月の第4週に行われます。
下記の記事では、社労士に8ヶ月で合格するための勉強スケジュールを書いていますので、ぜひあわせてご覧ください。
もちろん生活スタイルによっては、以下のような場合もあると思います。
- 8ヶ月よりも勉強期間が短い
- もっと早い時期から勉強できる
- 模試や答練をもっとやりたい
そういう時でも事前にスケジュールを立てておけば、あとはそのスケジュールを微調整すればいいだけです。
しっかりと準備をして合格を目指しましょう。
正しい方法でテキストと問題集を繰り返す
社労士試験の対策としては、テキストと問題集を繰り返すことが必要です。
しかし、「ただテキストを読む」・「問題を解いて正解だった・不正解だった」だけでは知識は定着しません。
大事なのは、正しくテキストと問題集を使うことです。
具体的には下記のように、テキストに出題年度と解説をメモしていきましょう。
①出題年度をメモする
②解説をメモする
この方法により、知識を定着させることができ、ライバルにも差をつけることができます。
より詳しいテキストと問題集の使い方はこちらの記事をご覧ください
まとめ:社労士は難易度が高いけど合格できる!
社労士の難易度について様々な角度から分析してきました。
- 社労士の偏差値は65
- 大学とくらべても難関資格といえる
- しかし合格に学歴は関係ない
- 他の資格と比べて女性比率が高い
- 男女関係なく活躍の場が多い
【社労士が難しい理由】
- 勉強する範囲が広い
- 法改正が頻繁にある
- 勉強時間の確保が難しい
- 各科目に基準点がある
- 試験時間が長い
【社労士に合格する3つのコツ】
- 独学ではなく通信講座を利用する
- 合格までのスケジュールをたてる
- 正しい方法でテキストと問題集を繰り返す
社労士は難関資格ですが、学歴に関係なくしっかり勉強すれば合格できます。
過度に恐れず合格を目指しましょう。
今回は社労士の難易度にフォーカスして書いてきました。
下記の記事では、社労士資格を取得する意義について書いています。ぜひあわせてご覧ください。