【両資格の保持者が解説】社労士と宅建はどっちがおすすめ?ダブルライセンスは?


社労士と宅建、キャリアアップに役立つのはどっち?

ダブルライセンスにメリットはある?
社労士も宅建(宅建士)も働きながら取れる資格として人気です。
どちらも難関資格なので、取得するメリットを知ってから勉強したいですよね。
この記事では、社労士と宅建を色々な角度から比較するとともに、実際に感じた難易度などをありのままに書いていきます。
この記事を読めば、あなたがどちらの資格を目指すべきか分かります。
ぜひ今後の資格取得の参考にしてください。
社労士試験は年々、難化傾向。
その社労士試験の合格率をあげる簡単な方法は、今からスタートすること。
なぜなら今スタートすることが、一番勉強時間が長くなるから。
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社労士と宅建、おすすめは社労士!

社労士と宅建なら、活躍の場が多い社労士がおすすめです。
人事・総務はどこの会社にも必要とされるので、社労士の活躍できる場もたくさんあります。
勤務社労士として人事・総務のスペシャリストとして働き、経験をつんだら独立もできます。
ライフステージに合わせた働き方ができるのが大きなメリット。
一方、宅建は不動産業では活かせるものの、その他の業種ではあまり必要とされません。
目指すなら、幅広い活躍ができる社労士がおすすめです。
社労士と宅建の難易度の比較|社労士のほうが圧倒的に難しい

ここでは社労士と宅建の、難易度や試験内容について比較していきます。
社労士 | 宅建 | |
---|---|---|
試験日 | 8月第4日曜日 | 10月第3日曜日 |
受験者数 | 4万人 | 20万人 |
合格率 | 6%前後 | 15%前後 |
勉強時間 | 800時間~ 1,000時間 | 300時間〜 400時間 |
受験資格 | あり | なし |
試験科目 | 10科目 | 4科目 |
出題方式 | 択一式 選択式 | 択一式 |
受験者数の比較
社労士 | 宅建 | |
---|---|---|
受験者数 | 4万人 | 20万人 |
受験者数は宅建がケタ違いに多いです。
宅建は毎年20万人が受ける超人気資格。
国家資格の中でもトップクラスの人気です。
社労士の受験者数は4万人。
最近は受験者数が減少傾向にあるものの、まだまだ人気資格です。
合格率の比較
社労士 | 宅建 | |
---|---|---|
合格率 | 6%前後 | 15%前後 |
合格率は社労士が6%前後、宅建は15%前後です。
社労士はかなり狭き門。
しかし宅建も、「5人受けて1人も受からない」試験です。
決して簡単な資格ではありません。
両者とも難関資格ですが、合格率を見ると社労士のほうが難しいです。
勉強時間の比較
社労士 | 宅建 | |
---|---|---|
勉強時間 | 800時間~ 1,000時間 | 300時間〜 400時間 |
社労士に合格するためには、800〜1,000時間の勉強が必要です。
この時間は働きながら勉強できる限界。
宅建は300〜400時間。
1日2時間の勉強をすれば、6ヶ月で合格できる計算です。
受験資格の比較
社労士 | 宅建 | |
---|---|---|
受験資格 | あり | なし |
社労士には次のいずれかの受験資格が必要です。
- 学歴
- 実務経験
- 国家試験合格
宅建には受験資格がないので、誰でも受けることができます。
試験科目の比較
社労士 | 宅建 | |
---|---|---|
試験 科目 | 10科目 | 4科目 |
試験 範囲 | 労働基準法 労働安全衛生法 労働者災害補償保険法 雇用保険法 労働保険徴収法 労働に関する一般常識 健康保険法 国民年金法 厚生年金保険法 社会保険に関する一般常識 | 権利関係(民法など) 宅建業法 税・その他 法令上の制限 |
社労士は10科目、宅建は4科目。
社労士はとにかく覚えることが多いです。
法律も複雑に絡み合っているので、科目を横断する知識も必要。
宅建は民法など身近な法律を扱うため、初心者でもとっつきやすいでしょう。
出題方式の比較
社労士 | 宅建 | |
---|---|---|
出題方式 | 択一式(5択) 選択式 | 択一式(4択) |
- 社労士
- 択一式(5肢択一)と選択式
- 宅建
- 択一式(4肢択一)のみ
となっています。
択一式だけをみても、社労士のほうが選択肢が多く難関です。
また社労士は、各科目と総合点に合格基準点があります。
全科目まんべんなく点数を取る必要があり、苦手科目を作ることが許されません。
毎年多くの人がこの基準点をクリアできず涙をのんでいます。
宅建には科目ごとの基準点はなく、総合点が基準点以上なら合格です。
社労士と宅建の難易度・試験内容について比較しました。
繰り返しますが、社労士のほうが圧倒的に難しいです。
決して難易度に恐れず勉強していきましょう。
社労士の難易度についてはコチラの記事もご覧ください。

社労士と宅建士の仕事内容の比較|どちらも独占業務がある

社労士と宅建士は仕事内容が大きく違います。
下記の順番で、それぞれの仕事内容を見ていきます。
社労士と宅建士の独占業務

社労士と宅建士には、それぞれ資格を持っていないとできない独占業務があります。
【社労士の独占業務】
- 労働・社会保険法令にもとづいた申請書の作成、手続きの代行
- 労働・社会保険法令にもとづいた帳簿書類の作成
【宅建士の独占業務】
- 不動産の取引での重要事項の説明
- 重要事項説明書への記名と押印
- 契約書への記名と押印
両者とも、資格を持った人にしかできない業務があるのは大きな強みです。
社労士の仕事内容|労務関係・社会保険のプロ

労務関係・社会保険のプロといわれる社労士。
主な仕事内容は以下のとおりです。
- 従業員の健康保険、厚生年金保険、雇用保険の手続き
- 就業規則、賃金規程の作成
- 人事・労務関係のコンサルティング
※1と2が独占業務
これらの仕事は企業と顧問契約を結べたら、継続的な仕事が見込めます。
また最近は、個人からの年金相談も増加しています。
社労士は独立もできるし、就職・転職にも有利
社労士の資格は独立開業だけではなく、会社内で活かすこともできます。
社労士の専門知識は業種を問わず、すべての人事部・総務部で必要とされるからです。
そのため就職や転職でも有利に働くでしょう。
- 独立開業して自分の道を切り開く
- 勤務社労士として人事・総務のスペシャリストとして働く
働き方の選択肢があるのが社労士資格の強みです。
宅建士の仕事内容|不動産取引のプロ

宅建士は不動産取引のプロ。
世の中の多くの人は不動産の知識がありません。
そのため不利益な取引をしがちです。
そこで宅建士は、一般の方が不利益な取引をしないようにサポートをしていきます。
これが宅建士の役割です。
宅建士は就職・転職に有利だが、独立は難しい
不動産業者は5人に1人、宅建士の設置義務があります。
そのため不動産業界では一定のニーズがあります。
しかし宅建の資格だけで独立はまずムリ。
宅建の資格は、不動産業界で働くための武器として使うのが正解でしょう。
社労士と宅建のダブルライセンスはおすすめしない!

社労士と宅建のダブルライセンスにメリットはありません。
理由は以下のとおりです。
業務範囲が違うので相乗効果がない
両方の資格を持っていれば、「人事労務のコンサル」+「不動産取引のサポート」を一人のお客様にできると思いがちです。
そんな都合がよいことはあり得ません。
人事労務のコンサルと不動産取引はまったく別物。
自分が客の立場なら、大事な取引は「何でも屋」ではなく「専門家」にお願いしたいですよね?
両方の資格を活かすのではなく、どちらか一つに絞りましょう。
ただし行政書士+社労士のように、点と点の仕事を「線」にできるならダブルライセンスのメリットはあります。
試験範囲がかぶらないのでステップアップにはならない
社労士と宅建では試験範囲がまったく違います。
社労士で勉強した知識をいかして宅建に・・・ということはできません。
せっかくダブルライセンスを目指すなら、勉強した知識を活かせる資格にしましょう。
社労士とのダブルライセンスにおすすめの資格
社労士と相性のよい資格は以下のとおりです。
宅建とのダブルライセンスにおすすめの資格
宅建と相性のよい資格は以下のとおりです。
まとめ:社労士と宅建、目指すなら社労士!

社労士と宅建について比較してきました。
- 目指すなら社労士
- 仕事の幅が広い
- ライフステージにあわせた働き方ができる
- 難易度は社労士が圧倒的に高い
- 社労士と宅建のダブルライセンスはおすすめしない
社労士と宅建、どちらを目指すべきか固まりましたか?
目指すべき資格が決まったら、あとは行動あるのみ。
ぜひあなたのキャリアの一歩を踏み出してください。
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