【簿記2級の次は?】社労士と簿記1級、転職やキャリアアップに役立つのはどっち?ダブルライセンスは?
- 簿記2級を取ったけど、次は簿記1級?
- それとも社労士のほうが役に立つ?
- ダブルライセンスにメリットはある?
そんな悩みを解決する記事です。
社会人(特に事務職)が始めに目指す資格といえば、簿記2級でしょう。
そして簿記2級からステップアップをしたいなら、次は社労士を目指しましょう。
簿記1級を取るよりも、社労士のほうが仕事の幅が広がります。
社労士試験は年々、難化傾向。
その社労士試験の合格率をあげる簡単な方法は、今からスタートすること。
なぜなら今スタートすることが、一番勉強時間が長くなるから。
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社労士と簿記1級、おすすめは社労士!
社労士と簿記1級のどちらかで悩んでいるなら、社労士がおすすめです。
社労士は勤務社労士として企業で働くこともできるし、経験を積んだら独立開業もできます。
色々な面でつぶしがきくので、キャリアの幅が広がります。
簿記1級は税理士や公認会計士を目指す人が、あくまで力試しとして受けることが多いです。
簿記1級だけを持っていても、そこまで評価はされないのが実態です。
社労士と簿記1級を比較|受験資格、難易度など
ここでは社労士と簿記1級をいろいろな角度から比較します。
比較項目 | 社労士 | 簿記1級 |
---|---|---|
受験資格 | あり | なし |
試験科目 | 10科目 | 4科目 |
試験内容 | マークシート 試験時間290分 (80分+210分) | 記述式 試験時間180分 (90分+90分) |
合格率 | 7%前後 (年1回試験) | 10%前後 (年2回試験) |
勉強時間 | 800〜1,000時間 初心者でも合格できる | 500〜700時間 初心者で合格はムリ |
結論からいうと、合格率も勉強時間もほぼ変わりません。
それなら仕事の幅が広がる社労士がおすすめというのが結論です。
受験資格
比較項目 | 社労士 | 簿記1級 |
---|---|---|
受験資格 | あり | なし |
社労士には、次のいずれかの受験資格が必要です。
- 学歴
- 実務経験
- 国家試験合格
社労士を受ける場合は、まず自分に受験資格があるかしっかり確認しましょう。
社労士の受験資格がない場合は、行政書士に合格してから受けるのもおすすめです。
行政書士と社労士ならダブルライセンスのメリットもありますよ。
簿記1級には受験資格がないので、誰でも受けることができます。
3級や2級を合格せずに、いきなり1級を受けることだって可能です。
試験科目
比較項目 | 社労士 | 簿記1級 |
---|---|---|
試験科目 | 10科目 | 4科目 |
試験内容 | 労働基準法 労働安全衛生法 労働者災害補償保険法 雇用保険法 労働保険徴収法 労働に関する一般常識 健康保険法 国民年金法 厚生年金保険法 社会保険に関する一般常識 | 商業簿記 会計学 工業簿記 原価計算 |
社労士は科目が多く、覚えることがとても多いです。
各法律は複雑に絡み合っているので、法律を横断する知識も必要です。
簿記1級は4科目。
もちろん覚えることは多いですが、各科目に集中して取り組むことができます。
試験内容
比較項目 | 社労士 | 簿記1級 |
---|---|---|
試験内容 | マークシート 試験時間290分 (80分+210分) | 記述式 試験時間180分 (90分+90分) |
社労士はすべてマークシート方式。
一日がかりの試験なので、長い集中力が必要です。
簿記1級は記述式。
計算スピードはもちろん、正確さも必要です。
簿記1級の場合、一つでも計算間違いをしたら芋づる式にすべて不正解になる可能性があります。
合格率
比較項目 | 社労士 | 簿記1級 |
---|---|---|
合格率 | 7%前後 (年1回試験) | 10%前後 (年2回試験) |
合格率は社労士が7%前後、簿記1級は10%前後。
しかし簿記1級は、見かけの数字以上に難関です。
なぜなら、税理士や公認会計士を目指す人が受けるからです。
つまり、純粋に簿記1級を最終目標とする人の合格率は低いのが現状。
しかし簿記1級は年2回試験があるので、合格するチャンスは社労士より高いでしょう。
勉強時間
比較項目 | 社労士 | 簿記1級 |
---|---|---|
勉強時間 | 800〜1,000時間 初心者でも合格できる | 500〜700時間 初心者で合格はムリ |
社労士に合格するには、800〜1,000時間は勉強する必要があります。
これは社会人が働きながら勉強できる限界でしょう。
逆を言えば、働きながらでも取れる資格とも言えます。
そしてまったくの初心者でも合格できます。
簿記1級は初心者だとまずムリです。
普通は3級→2級とステップアップしていきます。
3級と2級の勉強時間を含めると、簿記1級も800時間は勉強が必要となります。
なお、社労士も簿記1級も勉強するなら通信講座がおすすめ。
独学で勉強するのは効率が悪すぎます。
以上のことから難易度はあまり変わらず、どちらも簡単には合格できません。
それなら合格したあとのメリットが大きい社労士を目指しましょう。
ただし「あくまで自分は経理のスペシャリストとして生きていくんだ!」というなら簿記1級を取るべきです。
社労士と簿記1級、取得後の働き方や転職
社労士と簿記1級を比較してきました。
ではそれぞれ取得したあとは、どのような働き方ができるでしょうか?
簡単に言えば以下のとおりです。
- 社労士
- 企業で働く
- 独立開業する
- 簿記1級
- 企業で働く
- 税理士、公認会計士を目指す
- 転職ではどちらも有利
社労士は企業で働くことも独立開業もできる
社労士は人事労務のスペシャリスト。
企業では人事部や総務部に重宝されます。
また、企画部で人事制度構築に携わることも。
そして経験を積んだら独立開業も夢じゃありません。
ライフステージに合わせて働くことができるのが、社労士のメリットです。
簿記1級は経理のスペシャリストとして働く
簿記1級は経理資格の中でも最難関。
そのため企業で経理のスペシャリストとして活躍できます。
しかし簿記1級だけで独立はできません。
簿記の知識で独立したいなら、税理士や公認会計士が必要です。
繰り返しになりますが、「社内で経理のスペシャリストとして生きていくんだ!」というなら簿記1級を目指しましょう。
それぞれの専門性をいかせば転職にも有利
社労士も簿記1級も、持っていると転職にはとても有利です。
両資格ともブランド力は抜群。
持っているだけで一目置かれます。
社労士はそもそも持っている人が少ないです。
簿記も、2級は持っているけど1級は・・・という人がほとんど。
どちらも明らかな差別化となり、他の転職者よりも有利になります。
社労士と簿記1級のダブルライセンスはおすすめしない
持っているだけで有利になる社労士と簿記1級。
しかしダブルライセンスのメリットはありません。
理由は以下のとおりです。
- 専門領域が違う
- 仕事の幅が広がらない
- 勉強範囲がかぶらない
- ステップアップにはならない
専門領域が違うので仕事の幅は広がらない
- 社労士は人事労務のプロ
- 簿記1級は経理のプロ
両者はまったくの別物です。
社労士として人事コンサルしながら、簿記1級の知識で財務状況のアドバイス・・・という都合の良いことはありえません。
普通に考えて、財務状況は税理士や公認会計士に見てほしいですよね?
両方の資格を活かすのではなく、どちらか一つに絞るほうが良いでしょう。
勉強範囲がかぶらないのでステップアップにはならない
社労士と簿記1級では試験範囲がまったく違います。
社労士で勉強した知識をいかして簿記1級に・・・ということはできません。
せっかくダブルライセンスを目指すなら、勉強した知識を活かせる資格にしましょう。
まとめ:簿記2級を取ったら社労士を目指そう!
社労士と簿記1級について書いてきました。
【この記事のまとめ】
- 簿記2級の次は社労士がおすすめ
- 社労士のほうがキャリアの幅が広がる
- 社労士と簿記1級のダブルライセンスはおすすめしない
社労士も簿記1級も合格するのはかなり大変です。
それならキャリアの幅が広がる社労士がおすすめ。
どちらの資格を取るか決まったなら、そのまま動き出しましょう。
迷ってる時間が長いと、あなたはライバルに追いつかれてしまいます。
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