無料【社労士試験】判例100選まとめ|選択式対策(穴埋め問題)

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採用・配置に関する判例
採用・配置に関する判例は以下のとおりです。
三菱樹脂事件(S48.12.12最大判)
- 【要点】思想・信条で採用拒否できる?
- 【結論】原則OK。採用の自由があり、憲法の私人間直接適用は否定
(2) 企業者は、自己の営業のために労働者を雇用するにあたり、いかなる者を雇い入れるか、いかなる条件で雇うかを、法律その他による特別の制限がない限り、原則として【 3 】に決定できるのであって、企業者が特定の【 4 】を有する者をそのゆえをもって雇い入れることを拒んでも、当然に違法とはできない。
(3) 企業者が、労働者の採否を決定するにあたり、労働者の【 4 】を調査するあるいはその者に【 5 】させることも、法律上禁止された違法行為といえない。
(4) 【 6 】は雇入れそのものを制約する規定ではない。
(5) 【 7 】は、採用当初は、その資質・性格・能力その他いわゆる管理職要員としての適格性などを判定する資料を十分に収集することができないため、後日における調査や観察に基づく【 8 】を留保する趣旨でされるものであるが、これを行使できるのは、【 7 】の趣旨、目的に照らして、客観的に合理的な理由が存し社会通念上相当として是認される場合に限られる。
大日本印刷採用内定取消事件 (S54.7.20最二小判)
- 【要点】内定取消は自由?
- 【結論】内定=始期付・解約権留保付労働契約。取消は合理性+相当性が必要
(2) 承諾としての【 1 】は、誓約書の提出とあいまって、【 3 】を取り消せる労働契約が成立したと解する。
(3) 取消しは、【 4 】の趣旨、目的に照らして客観的に合理的と認められ、社会通念上相当として是認できるものに限られる。
新日本製鐵事件 (H15.04.18最二小判)
- 【要点】出向命令に個別同意はいる?
- 【結論】原則不要(根拠規定+条件明確+権利濫用でないこと)
(2) 本件出向命令には業務上の(【 2 】)、人選の(【 3 】)ともにあり、権利の濫用にあたらない。
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東亜ペイント事件 (S61.07.14最二小判)
- 【要点】転勤命令は拒否できる?
- 【結論】業務上必要性+不当動機なし+通常甘受超の不利益なしなら有効
(2) しかし、特に(【 3 】)は、生活に影響を与えることから濫用は許されない。
(3) (【 4 】)がない場合、あっても(【 5 】)をもってなされた場合、労働者に(【 6 】)すべき程度を著しく超える不利益を負わせる場合等、特段の事情がない場合には、当該転勤命令は権利の濫用に当たらない。
(4) なお、(【 4 】)とは、企業の(【 7 】)に寄与する点を含む。
(5) 本件転勤命令は(【 6 】)すべき程度であり、権利を濫用したとはいえない。
滋賀県社会福祉協議会事件 (R06.04.26最二小判)
- 【要点】職種限定合意がある場合の配転は?
- 【結論】限定に反する配転は原則NG(合意が必要方向)
(2) XとYとの間には本件合意があったというのであるから、Yは、Xに対し、その同意を得ることなく総務課への(【 3 】)を命ずる権限をそもそも有していなかった。
関西医科大学研修医事件 (H17.06.03最二小判)
- 【要点】臨床研修医は労働者?
- 【結論】労働者。教育的側面があっても、指揮監督下で労務提供し賃金を得る実態があれば該当
- 業務従事に関する諾否の自由の有無
- 【 1 】の有無
- 場所的・時間的【 2 】の有無
- 労務提供の代替性の有無
- 業務用器具の負担関係
- 報酬が【 3 】を有するか
- 専属性の程度
- 報酬について給与所得として源泉徴収が行われているか
本件研修医は、臨床研修を通じて医学的知識や技術等を修得するという教育的目的を有しており、その点で一定の【 5 】が許容される側面があることは否定できない。
しかし、指導医の指示の下で診療補助や検査手配等の業務に従事し、【 6 】が認められること、研修時間中は指示に対する【 7 】が事実上認められていなかったこと、平日・休日を通じて病院に出勤し、採血や点滴等の業務に従事するなど、場所的・時間的【 2 】が強いこと、業務用器具は病院のものを使用していること、一定額の金員および当直手当相当額が支給され、これが給与所得として源泉徴収されていること、研修内容や拘束時間から他の業務への従事が【 8 】ことが認められる。
これらの事情を総合すれば、労働基準法9条にいう「労働者」に該当すると判断される
炭研精工事件 (H03.09.19最一小判)
- 【要点】経歴詐称(前科秘匿)で懲戒解雇できる?
- 【結論】経歴詐称も企業秩序違反を構成するものとして、懲戒解雇事由となりえる。ただし重大な経歴詐称に限る
最終学歴は、労働力の評価と関係する事項であり、これについて【 5 】義務がある。
また、採用時に労働者が刑事裁判の公判係属中で保釈中である場合には、将来、保釈取消しや実刑判決により就労不能となる可能性、公判出頭による欠勤等の影響を判断する必要があり、これは【 6 】を判断する上で重要な要素となる。この点は、当該労働者が無罪推定を受けているか否かとは別である。
したがって、採用面接において申告を求められた「【 7 】」には、前科に限らず、雇用判断に【 3 】で、公判係属中であること等の【 8 】も含まれると解され、これを秘匿して雇用された場合には、就業規則に定める【 8 】詐称に該当し、懲戒解雇事由となり得る。
東京エグゼクティブサーチ事件(H06.04.22最二小判)
- 【要点】業務委託(スカウト等)は労働者?
- 【結論】時間拘束・指揮命令・報酬の性質等を総合し、実態が独立事業なら労働者性否定
けだし、職業安定法は、労働力の需要と供給の調整を図るとともに、各人がその能力に応じて妥当な条件の下で適当な【 3 】を確保し、【 4 】を図ることを目的とするものであり、【 2 】を同法上の「あっ旋」から除外すれば、その趣旨を【 5 】することになるからである。また、同法にいう職業紹介に該当するためには、求人および求職の双方の申込みが必要であるが、これらの申込みは、あっ旋に先立ってされていることを要するものではなく、紹介者の勧奨に応じて求職の申込みがされた場合であっても差し支えない。
以上から、【 2 】を含む本件業務全体は、職業安定法にいう職業紹介における「あっ旋」に当たるとした原審の判断は正当である。
もっとも、本件の業務委託関係においては、時間的拘束、具体的な【 6 】の有無、報酬の性質等を総合考慮すると、業務の実態は独立した事業活動と評価され、当該スカウト業務従事者について労働基準法上の労働者性は【 7 】と解される。
古河電気工業・原子燃料工業事件(S60.04.05最二小判)
- 【要点】在籍出向の復帰命令に本人同意必要?
- 【結論】不要。期間定めなければ出向元は同意なく随時復帰命令可(特段事情除く)
なぜなら、復帰命令は指揮監督の主体を出向先から出向元に変更するにすぎず、労働者が出向元の指揮監督下で労務を提供すること自体は、もともと当初の【 3 】において合意されていた事項であり、【 1 】はその合意を前提として一時的に出向先の指揮監督下に置かれる関係にすぎないからである。
したがって、出向に際し、将来出向元に復帰しないことが予定され、これについて労働者の同意が成立しているなどの【 2 】、出向元は労働者の同意なく復帰を命ずることができる。
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処遇に関する判例
処遇に関する判例は以下のとおりです。
秋北バス事件 (S43.12.25最大判)
- 【要点】不利益変更は許される?
- 【結論】合理性があれば有効(必要性・不利益程度・代償措置など総合考慮)
(2) 当該規則条項が(【 3 】)であるかぎり、個々の労働者が(【 4 】)していないことを理由として、その適用を拒否することは許されない(これに対する不服は、(【 5 】)等の正当な手続による改善にまつほかはない)。
(6) 信義則違反・(【 6 】)があったとは認められず、Xは、当該条項の適用を拒否できない。
フジ興産事件 (H15.10.10最二小判)
- 【要点】懲戒の根拠要件は?
- 【結論】就業規則の規定+周知が必要
(2) 就業規則が(【 3 】)としての拘束力を生ずるためには、その内容が適用される事業場の労働者への(【 4 】)が採られていることを要する。
神戸弘稜学園事件 (H02.06.05最三小判)
- 【要点】有期でも実質試用なら?
- 【結論】本採用拒否は合理性+相当性が必要
(2) 他に特段の事情がない限り、当該契約は(【 2 】)付雇用契約と解される。
(3) 解雇権の行使は、趣旨・目的に照らして、客観的に合理的な理由があり(【 3 】)として是認される場合に許されるものであり、通常の解雇の場合よりもより広い範囲の(【 4 】)が認められる。
エヌ・ビー・シー工業事件 (S60.07.16最三小判)
- 【要点】生理休暇の取得を理由とする精皆勤手当のカット(不支給)の有効性
- 【結論】生理休暇の取得を著しく抑制しない限り有効
したがって、生理休暇を取得した労働者は、その期間について就労していない以上、【 2 】がない限り、当該期間に対応する【 3 】を有しないと解するのが相当である。
また、生理休暇については、【 4 】の計算や【 5 】の出勤日算定において、産前産後休業のような特別な取扱いは定められておらず、生理休暇取得日を出勤扱いとするか欠勤扱いとするかは、原則として【 6 】に委ねられている。
本件においては、精皆勤手当の創設および増額は、出勤率向上を目的とするものであり、生理休暇の取得自体を【 7 】する趣旨とは認められず、また、生理休暇取得により失われる【 8 】の程度も限定的であることから、生理休暇の取得を著しく困難とするものではない。したがって、精皆勤手当を不支給又は減額する措置は、有効である。
東朋学園事件 (H15.12.04最一小判)
- 【要点】産休等を欠勤扱いして賞与・査定で不利益はOK?
- 【結論】NG。産休取得を抑制する不利益取扱いは無効方向
産前産後休業や育児のための勤務時間短縮措置の期間は、就労がない以上、当然に【 2 】が生じるものではなく、当該期間を出勤扱いとするか否かは、原則として【 3 】に委ねられる。
しかし、本件90%条項のうち、出勤すべき日数に産前産後休業日数を算入し、出勤日数から産前産後休業日数や育児時間短縮分を除外する取扱いは、労働基準法及び育児休業法により保障された権利の【 4 】し、その趣旨を実質的に失わせるものであり、【 5 】無効である。
その結果、これを理由として賞与を全額不支給とする取扱いは違法である。
日本シェーリング事件 (H元.12.14最一小判)
- 【要点】「稼働率80%」等で年休・産休・ストを不利に扱うのは?
- 【結論】年休や保護休業・正当スト等を稼働率で不利に扱う条項は、効力が問題になりやすい(無効方向の調整)
一般に、出勤率の低下防止の観点から、稼働率の低い者について一定の経済的利益を与えない制度自体は、一応の【 2 】を有する。
しかし、産前産後休業等の比較的長期の不就労がある場合には、【 1 】上の権利行使を【 3 】機能を有するものと認められる。
したがって、本件八〇パーセント条項のうち、【 1 】上の権利に基づく不就労を稼働率算定の基礎としている部分は、【 4 】無効である。
西日本鉄道事件(S43.08.02最二小判)
- 【要点】合理的理由ある所持品検査命令拒否→懲戒OK?
- 【結論】有効。必要かつ適正な所持品検査は合法で、拒否への処分も適法
しかし、所持品検査が、これを必要とする【 3 】に基づき、一般的に妥当な方法及び程度で、かつ制度として職場従業員に対し【 4 】に実施され、就業規則等の明示の根拠に基づいて行われる場合には、特段の事情のない限り、従業員はこれを【 5 】を負う。
そして、脱靴を伴う靴の中の検査であっても、当該就業規則上の所持品検査に含まれ、その方法及び程度が【 6 】が認められない以上、これを拒否することは就業規則所定の職務上の指示違反に当たり、懲戒処分の対象となる。
関西電力事件(S58.09.08最一小判)
- 【要点】勤務外に社宅で会社批判ビラ配布→懲戒可?
- 【結論】有効。私的行為でも企業秩序乱す内容なら懲戒対象、譴責処分適法
そして、当該ビラの配布は、就業時間外に職場外である従業員社宅において、【 2 】行われた私的行為であるが、その内容・影響に照らせば、就業規則所定の懲戒事由に該当するものと解することができる。
したがって、これを理由として使用者が労働者に対し懲戒として譴責処分を課したことは、懲戒権者に認められる【 3 】を超えるものではなく、適法である。
年次有給休暇に関する判例
年次有給休暇に関する判例は以下のとおりです。
八千代交通事件(H25.06.06最一小判)
- 【要点】無効解雇期間は出勤扱いか?
- 【結論】出勤扱い。年休権は成立する
沼津交通事件(H05.06.25最二小判)
- 【要点】年休取得を理由に皆勤手当を減額できるか?
- 【結論】原則有効。年休取得を抑制しない程度の減額なら公序良俗に反しない
(2) 年次有給休暇取得による(【 3 】)は、趣旨、目的、失う(【 4 】)の程度、取得に対する(【 5 】)の強弱等を総合して、権利行使を(【 6 】)し、趣旨を(【 7 】)に失わせるものと認められるものでない限り、公序に反して無効となるとすることはできない。
(3) Y社の右措置は、一般的に(【 6 】)する趣旨に出たものではなく、(【 8 】)する力は大きなものではなかった。
時事通信社事件(H04.06.23最三小判)
- 【要点】長期連続の年休に、使用者は時季変更権を使える?
- 【結論】使えるが、事前調整なしの長期年休では一定の裁量が認められ得る。結局は支障の程度と合理性
特に、労働者が【 3 】年次有給休暇を、業務計画や他の労働者の休暇予定等について【 4 】を経ることなく指定した場合には、休暇が事業運営に及ぼす支障の有無や程度について、使用者は【 5 】を余儀なくされることから、その時季変更権の行使については、一定の【 6 】が認められる。
ただし、その裁量は無制限ではなく、労働基準法39条の趣旨に沿った【 7 】なものでなければならず、使用者が休暇取得に向けた【 8 】と認められる場合には、時季変更権行使の要件を欠き、その行使は違法となる。
林野庁白石営林署事件(S48.03.02最二小判)
- 【要点】有給休暇を取るのに会社の許可(承認)は必要?また理由は問われるか?
- 【結論】会社の許可は不要。時期を指定すれば自動的に成立し、何に使おうが自由
同条3項にいう「請求」とは、【 2 】を指定する趣旨にすぎないものと解される。
したがって、労働者がその有する休暇日数の範囲内で、具体的に休暇の【 3 】を特定して時季指定をした場合には、当該労働日における【 4 】は消滅するのであって、年次有給休暇の成立要件として、労働者による「請求」や使用者の「【 5 】」の観念を容れる余地はない。
また、年次有給休暇の利用目的は労基法の関知しないところであり、休暇をどのように利用するかは、使用者の干渉を許さない【 6 】であると解すべきである。
年次有給休暇の成否や時季変更権行使の可否は、当該労働者の所属する事業場の事業運営への支障の有無を基準として判断すべきであり、他の事業場における争議行為への参加の有無は影響しない。
津田沼電車区事件(H03.11.19最三小判)
- 【要点】年休請求日にスト参加→年休成立する?
- 【結論】NG(成立せず)。争議参加で業務妨害目的なら年休は無効
弘前電報電話局事件(S62.07.10最二小判)
- 【要点】代替要員配置可能なのに配慮せず時季変更権行使=許される?
- 【結論】代替配置できるなら目的に関係なく変更権行使は不可
此花電報電話局事件(S57.03.18最一小判)
- 【要点】当日直前の年休申請→事後の時季変更権行使は有効?
- 【結論】条件付OK。直前請求で調整困難かつ運営支障あれば遅滞なく行使すれば有効
賃金に関する判例
賃金に関する判例は以下のとおりです。
米極東空軍山田部隊事件(S37.07.20最二小判)
- 【要点】他で働いて得た収入(中間収入)をどこまで差し引けるか?
- 【結論】他で得た収入は控除できるが、休業手当相当額(平均賃金の6割)を超える部分に限られる
(3) 解雇期間中の賃金全額の請求権を有すると同時に解雇期間中に得た利益を償還すべき義務を負っている場合に、特約がない限り、平均賃金の(【 2 】)割までは控除できる。
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小里機材事件 (S62.01.30東京地判 S63.7.14最一小判)
- 【要点】割増賃金の算定基礎
- 【結論】実質的に労務対価なら算入
(2) 本件においては、Y社の主張は採用できない。よって、(【 1 】)の全額及び各手当の額を計算の基礎として時間外労働の全時間数に対して支払わなければならない。
高知県観光事件 (H06.06.13最二小判)
- 【要点】歩合給に残業代が含まれる?
- 【結論】区分できなければ含まれない
テックジャパン事件 (H24.03.08最一小判)
- 【要点】固定残業代(みなし残業代)は有効か?
- 【結論】基本給に残業代が「含まれている」とするだけでは足りず、通常の賃金部分と割増賃金部分が明確に区分・特定されていなければならない
医療法人康心会事件(H29.07.07最二小判)
- 【要点】年俸制でも残業代?
- 【結論】年俸制でも割増賃金は原則別途
(2) Xに支払われた年俸について、通常の労働時間の賃金に当たる部分と割増賃金に当たる部分とを(【 1 】)することはできない。
日本ケミカル事件(H30.7.19最一小判)
- 【要点】固定残業代の有効要件
- 【結論】対価性+明確区分があれば有効
②業務手当は,実際の(【 1 】)等の状況と大きく(【 2 】)するものではないことから,対価として支払われるものとされていたと認められる。
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福岡雙葉学園事件 (H19.12.18最三小判)
- 【要点】期末勤勉手当の請求権はいつ発生?(理事会決定と減額)
- 【結論】理事会が支給額を定めて初めて具体的権利。本件は11月決定で初めて発生。(補足)仮に不利益変更でも、長年の遡及調整慣行等から合理性あり。
(2) 本件では、11月理事会で正式に決定する旨の留保が付されたことから、11月理事会の決定により初めて(【 2 】)として発生したものと解される。
大和銀行事件 (S57.10.07最一小判)
- 【要点】ユニオンショップ解雇の効力
- 【結論】前提(除名等)が無効なら解雇も無効
右事実関係のもとにおいては、Xは、Y銀行を退職した後を支給日とする賞与については(【 3 】)を有しない。
三晃社事件 (S52.08.09最二小判)
- 【要点】退職後の競業禁止
- 【結論】期間・地域・職種・代償措置の合理性が必要
(2) 制限に反する就職をしたことにより勤務中の(【 2 】)に対する評価が減殺されて、半額の限度においてしか権利が発生しないこととする趣旨であると解すべきであり、労基法16条((【 3 】)の禁止)、24条1項((【 4 】)の原則)、民法90条((【 5 】))等の規定に違反するものではない。
あけぼのタクシー事件 (S62.04.02最一小判)
- 【要点】無効解雇中の賃金から中間収入は控除できる?
- 【結論】控除はできるが「最低保障」あり。平均賃金の一定割合までは控除不可。超える部分は時期対応する中間収入を控除し得る。
(2) 使用者の【 2 】による解雇で、労働者が解雇期間中に他の職に就いて利益を得たとき、使用者は、その利益(=【 3 】)を賃金額から控除できる。
(3) ただし、【 4 】に達するまでの部分は利益控除の対象とすることは禁止(労基法26条の趣旨)。
(4) さらに、【 3 】の額が平均賃金の額の4割を超える場合には、【 5 】の全額についても利益額を控除することが許される。
(5) 賃金から控除し得る【 3 】は、その利益の発生した期間が、賃金の支給対象期間と【 6 】することを要する。
いずみ福祉会事件 (H18.03.28最三小判)
- 【要点】無効解雇中の賃金から中間利益控除の上限は?
- 【結論】控除は認めつつ、平均賃金の一定割合を超える控除は制限(例外の整理あり)
すなわち、使用者の責めに帰すべき事由によって解雇された労働者が解雇期間中に得た【 2 】は、原則として賃金額から控除することができるが、労働基準法の【 3 】に達するまでの部分については、利益控除の対象とすることが禁止されると解するのが相当である。
したがって、使用者が控除できるのは、解雇期間中の賃金額のうち【 3 】を超える部分に限られ、かつ、その控除は、当該賃金の支給対象期間と【 4 】期間内に得た【 2 】に限って許される。また、【 2 】の額が【 5 】を超える場合には、【 6 】賃金の全額についても、利益控除の対象とすることが許される。
以上から、無効解雇中の賃金については、【 2 】の控除自体は認められるものの、平均賃金の一定割合による最低保障が及び、控除範囲には厳格な上限と【 7 】が要求される。
関西精機事件 (S31.11.02最二小判)
- 【要点】会社が賃金と損害賠償債権を相殺していい?
- 【結論】原則NG。賃金全額払い(労基法24条)に反し、一方的相殺は許されにくい
本件において、労働者は、会社の休業期間中に支払われるべき整理手当および給料の未払分について請求権を有していた。
使用者は、これに対し、労働者が会社業務に関して負ったとする【 2 】をもって相殺する旨を主張した。
しかし、整理手当は【 3 】として支払われるものであり、労基法上の賃金に該当する以上、同法24条1項の賃金全額払原則が及ぶ。
したがって、賃金に該当する整理手当について、その金額を確定することなく、【 2 】による相殺を有効と認めることは、労働基準法24条1項の適用を誤るものであり、許されない。賃金債権は、使用者の【 2 】との一方的相殺によって消滅するものではない
熊本総合運輸事件 (R05.03.10最二小判)
- 【要点】賃金総額から一定額を引いて「残りを割増賃金」とする設計はOK?
- 【結論】割増賃金の趣旨に反する設計はNG(差戻し含む)。割増分の“独立性・算定の適正”が問われる。
新給与体系の下においては、基本給等を【 1 】として、労働基準法37条等により算定された額が時間外手当とされ、その余の額が調整手当とされていた。
しかし、両者は、前者の額が定まることにより当然に後者の額が定まる関係にあり、【 2 】され名称が付されているにすぎず、実質的に独立した意味を有するものとはいえない。
②(実質判断・名目的付替え)
以上によれば、新給与体系は、その実質において、旧給与体系の下において【 1 】に当たる賃金の一部につき、【 3 】を割増賃金に置き換えて支払うことを内容とする賃金体系であるというべきである。
③(判別不能=割増賃金不成立)
そうすると、本件割増賃金は、【 1 】として支払われるべき部分をも相当程度含んでいるものと解さざるを得ない。
そして、本件割増賃金のうち、どの部分が時間外労働等に対する対価に当たるかが【 4 】以上、労働基準法37条の割増賃金が支払われたものということはできない。
国際自動車事件 (R02.03.30最一小判)
- 【要点】歩合給から「割増相当額」を控除する仕組みはOK?
- 【結論】NGになりやすい。残業すると歩合が減る等、割増賃金制度を潜脱する設計は無効方向
そして、特定の手当をもって割増賃金を支払ったと主張する場合には、当該手当が【 3 】として支払われるものとされていることを要し、その判断に当たっては、【 4 】のみによることなく、諸般の事情を総合考慮すべきである。
小島撚糸事件 (S35.07.14最一小判)
- 【要点】違法な時間外労働・休日労働(36協定未締結の場合)に対する割増賃金の支払義務の有無
- 【結論】違法な場合であっても割増賃金の支払義務があり、不支払いは罰則の対象となる
すなわち、適法な時間外労働等について割増賃金の支払義務がある以上、【 2 】な時間外労働等の場合には、より強い理由で割増賃金の支払義務が認められるというべきである。
したがって、労働基準法37条1項は、【 3 】の有無等にかかわらず、時間外労働等に対する割増賃金の支払義務を定めた趣旨と解すべきであり、その支払義務の履行を確保するための同法119条1号の罰則も、時間外労働等が【 4 】を問わず適用される。
よって、違法な時間外労働等について割増賃金を支払わなかった使用者は、同条の罰則の適用を免れることはできない
ことぶき事件 (H21.12.18最二小判)
- 【要点】管理監督者でも深夜割増は必要?
- 【結論】必要。管理監督者でも深夜割増賃金は支払義務あり
一方、同法41条2号は、【 3 】について労働時間、休憩及び休日に関する規定の適用を除外しているが、深夜業に関する規定はは含まれないと解するのが相当である。
したがって、労基法41条2号によっても、同法37条3項の適用が除外されることはなく、【 3 】に該当する労働者であっても、【 4 】を請求することができる。
水道機工事件 (S60.03.07最一小判)
- 【要点】争議対応で会社が労務受領を拒む状況、賃金は?(出張・外勤拒否闘争)
- 【結論】事情次第で賃金請求が制限される(受領拒否・労務提供の態様などを総合)
このような適法な【 3 】により指定された時間について、労働者が当該出張・外勤業務に従事せず、これに代えて内勤業務に従事したとしても、債務の本旨に従った【 4 】があったとはいえない。
また、使用者は、事前に当該【 3 】を発することにより、指定時間においては出張・外勤以外の労務の受領をあらかじめ拒絶したものと解されるから、労働者が行った内勤業務については、使用者が【 5 】したものとはいえない。
したがって、当該時間に対応する賃金について、使用者は【 6 】と解するのが相当である。
日新製鋼事件 (H02.11.26最二小判)
- 【要点】労働者の同意があれば、会社は給料と借金を相殺できるか?
- 【結論】「自由な意思」に基づく同意があれば可能。ただし、その判断は極めて慎重に行われる
そして、本件では、労働者が【 6 】退職金・賃金をもって借入金返済を申し入れ、委任状の作成や精算手続にも異議なく応じており、事後においても異論を述べていないことなどから、当該同意は【 5 】に基づくものと認められ、賃金控除は有効である。
日本勧業経済会事件 (S36.05.31最大判)
- 【要点】賃金から損害賠償等を相殺していい?
- 【結論】原則NG。賃金全額払い原則が強く働く
福岡県教職員組合事件 (S50.03.06最一判)
- 【要点】計算ミスで払いすぎた給料を、後の給料から勝手に差し引いて(相殺して)よい?
- 【結論】時期が近く、金額も少額ならOK。労働者の生活を脅かさない範囲での『調整』なら認められる
もっとも、このような相殺が許容されるか否かの判断に当たっては、【 6 】をもって臨むべきであり、例外の範囲をみだりに拡張することは許されない。
エッソ石油事件 (H05.03.25最一判)
- 【要点】チェック・オフの有効性と個別同意・中止申入れの効果は?
- 【結論】労働協約だけでは不十分。個々の組合員の同意(委任)が必要で、中止申入れがあればチェック・オフ停止(いつでも解約可能)
したがって、使用者が有効にチェック・オフを行うためには、労働協約とは別に、個々の組合員から、賃金から控除した組合費相当額を労働組合に支払うことについての【 4 】を受けることが必要であり、この個別の【 4 】が存在しない限り、使用者は当該組合員の賃金から組合費を控除することはできない。
そして、チェック・オフ開始後であっても、組合員が中止を申し入れた場合には、使用者は当該組合員に対するチェック・オフを中止すべき義務を負う。
片山組事件 (H10.04.09最一判)
- 【要点】労働者が就労提供(配置可能)を示すのに会社が拒むと賃金は?
- 【結論】配置可能性が現実にあるのに検討せず拒むのは問題。事情次第で賃金支払義務が残る
したがって、当該労働者について配置される現実的可能性のある業務が存在するかどうかを検討することなく、労務の提供が【 4 】に従わないと直ちに断定することはできず、そのような検討を欠いたまま賃金請求権を否定することは、労働契約の解釈を誤るものとして違法となり得る。
名古屋自動車学校事件(R05.7.20最一小判)
- 【要点】定年後再雇用の賃金格差(同一労働同一賃金)
- 【結論】賃金項目の性質・目的を十分考慮(労務対価部分の調整は合理性あり得るが、生活保障的部分まで一律大幅減は不合理となり得る)
にもかかわらず、正職員の基本給について年功的性格の一部を指摘するにとどまり、他の【 3 】を十分に検討せず、また、嘱託職員の基本給や賞与についても、その性質および支給目的を検討しないまま、賃金格差の一部を不合理と判断することは許されない。さらに、労働契約法20条にいう「その他の事情」として考慮すべき【 4 】についても、単に合意の有無や結果のみならず、その具体的な経緯を踏まえて検討すべきである。これらの点を十分に考慮しないまま賃金格差を不合理とした判断は、同条の解釈適用を誤ったものとされる。
電電公社小倉電話局事件(S43.03.12最三小判)
- 【要点】退職手当は賃金?譲渡された受給権の会社への請求可?
- 【結論】賃金(全額払い適用)。譲受人の直接請求は不可
退職手当法による退職手当もまた賃金に該当し、本原則が適用される以上、退職手当の支給前にその【 4 】が適法に譲渡された場合であっても、使用者は退職者に対して【 5 】、譲受人が使用者に対し直接その支払を請求することは許されない。
平尾事件(H31.04.25最一小判)
- 【要点】労組と会社の協約で組合員の未払賃金放棄→個人に効力?
- 【結論】及ばず。既発生の賃金債権は個人権利で個別同意なく放棄合意は無効
また、第1労働協約及び第2労働協約により【 2 】賃金については、その後に締結された労働協約により【 3 】しない状態が継続していたが、最終の協約の対象とされた賃金の弁済期経過後、賃金の取扱いについて通常必要な期間を超えて協議が行われなかった場合、又は合理的期間内に合意に至らなかった場合には、【 3 】するものと解される。
さらに、本件各労働協約は経営状態悪化に対応するため賃金支払を猶予する趣旨で締結されたものであるところ、事業部門の閉鎖によりその前提事情が失われた以上、遅くとも当該閉鎖の日には、支払が猶予されていた賃金についても【 3 】したというべきである。
解雇に関する判例
解雇に関する判例は以下のとおりです。
日本食塩製造事件(S50.04.25最二小判)
- 【要点】ユニオンショップ解雇の効力
- 【結論】前提(除名等)が無効なら解雇も無効
当該除名が無効な場合には、会社に(【 1 】)が生じないから、他に(【 2 】)を裏づける特段の事由がないかぎり、(【 3 】)として無効であるといわなければならない。
十和田観光電鉄事件(S38.06.21最二小判)
- 【要点】公職(議員等)就任・立候補を理由に解雇できる?
- 【結論】原則解雇は難しい。業務への重大支障がない限り、権利行使を理由にした解雇は無効方向
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三井倉庫港運事件(H01.12.14最一小判)
- 【要点】ユニオンショップで他組合加入者を解雇できる?
- 【結論】できない(その限りで協定は無効→解雇も無効)。組合選択の自由等を保護。
(2) 締結組合から脱退し又は除名されたが、他の労働組合に加入し又は新たな労働組合を結成した者について使用者の(【 3 】)を定める部分は、無効と解すべきである。
(3) 会社が、ユニオン・ショップ協定に基づき、このような従業員に対してした解雇は、同協定に基づく(【 3 】)が生じていないのにされたものであるから、他に(【 4 】)を裏付ける特段の事由がない限り、(【 5 】)として無効である。
日本鋼管事件(S49.03.15最二小判)
- 【要点】職務外非行で懲戒解雇できる?
- 【結論】会社の社会的評価に“相当重大”な悪影響なら有効(総合考慮)。
(2) 会社の体面を著しく汚したというには、必ずしも(【 3 】)を具体的に阻害したとか取引上の(【 4 】)が現に発生したことを必要としないが、諸般の事情を(【 5 】)に判断して、従業員の行為が、会社の(【 1 】)に及ぼす悪影響が相当重大であると(【 6 】)に評価される必要がある。
シンガー・ソーイング・メシーン事件(S48.01.19最二小判)
- 【要点】退職金(賃金)債権の放棄の有効性
- 【結論】労働者の自由な意思に基づくものと認めるに足りる「合理的な理由」が必要(=安易な放棄は無効)
もっとも、同原則の趣旨は、使用者が一方的に賃金を控除することを禁止し、労働者に賃金を確実に受領させる点にあるから、労働者が自ら賃金に該当する【 4 】を放棄する意思表示をした場合にまで、その効力を当然に否定するものではない。
しかし、【 3 】の趣旨に照らせば、そのような放棄の意思表示の効力が認められるためには、当該意思表示が労働者の【 5 】に基づくものであることが明確でなければならない。
本件においては、退職者が会社の要職にあり、退職直後に競合会社へ転職することが判明していたこと、在職中の経費使用について会社側に疑念があり、損害填補の趣旨で書面への署名を求められたことなどの事情が認められ、これらを総合すれば、【 4 】放棄の意思表示が【 5 】に基づくものと認めるに足りる【 6 】存在していた。
したがって、本件【 4 】の放棄を有効とした原審の判断は正当である。
細谷服装事件(S35.03.11最二小判)
- 【要点】予告なしの即時解雇は、その瞬間に無効となってしまうのか?
- 【結論】即時解雇としては無効だが、30日が経過するか、後から予告手当を払えば、その時点で解雇は有効になる
しかし、この場合であっても、使用者が【 3 】に固執する趣旨でない限り、解雇の通知後に同条所定の【 4 】の期間が経過するか、又は通知後に【 2 】が支払われたときは、 【 5 】解雇の効力が生ずると解するのが相当である。
学校法人専修大学事件(H27.06.08最二小判)
- 【要点】会社が直接お金を払う代わりに、国が労災保険を払っている場合でも『打切補償』は使えるか?
- 【結論】使える。労災保険は会社の補償を肩代わりするものなので、3年経っても治らなければ打切補償により解雇制限を解除できる
したがって、労災保険法に基づく保険給付が行われている場合であっても、それは労働基準法上の災害補償が【 3 】ものというべきであり、使用者自らが直接補償を行っている場合と異なる取扱いをすべき理由はない。
労働基準法に定める打切補償制度は、療養が長期に及ぶ場合に、使用者が相当額の補償を行うことにより、以後の【 1 】を免れるとともに、同法19条1項本文の【 4 】を解除する制度であるところ、労災保険による療養補償給付を受けている労働者についても含まれるものと解するのが相当である。
したがって、【 5 】を経過しても疾病等が治癒しない場合には、使用者は、平均賃金の【 6 】日分に相当する打切補償を支払うことにより、労働基準法19条1項ただし書の適用を受け、【 4 】の適用を免れることができる。
高知放送事件(S52.01.31最二小判)
- 【要点】重大ミスでも即解雇はOK?
- 【結論】悪質性・前歴・影響などを総合し、重すぎると解雇権濫用で無効
しかし、その裁量は無制限ではなく、違反行為の内容および情状に照らし、【 3 】を有することが必要である。とりわけ解雇は、労働者にとってその生活を左右する重大な制裁であるから、当該労働者を企業内に存置するときには、【 1 】をみだし、【 4 】を阻害することが明白な場合に限って許されると解される。
本件では、企業内に存置することが明白に【 1 】を害するとは認められない。また、会社側にも事故防止体制の不十分さが認められる。
したがって、本件解雇は、社会通念上の相当性を欠き、苛酷にすぎるものとして【 5 】に当たり無効であると解される。
日産自動車事件(S56.03.24最三小判)
- 【要点】男女別定年は有効?
- 【結論】無効。性別だけを理由にした不合理な差別であり、公序良俗に反して無効である
日本ヒューレット・パッカード事件(H24.04.27最二小判)
- 【要点】精神疾患による長期欠勤→無断欠勤扱い諭旨退職は有効?
- 【結論】無効。精神不調への配慮欠如による諭旨退職は解雇権濫用で無効
このような【 2 】なく、欠勤の理由が事実に反するとの判断のみに基づいて、直ちに正当な理由のない無断欠勤に当たるとして諭旨退職の懲戒処分をすることは、精神的な不調を抱える労働者に対する使用者の対応として【 3 】。
したがって、本件欠勤は就業規則所定の「正当な理由のない無断欠勤」に当たらず、これを理由としてされた諭旨退職処分は、懲戒事由を欠き、無効である。
退職に関する判例
退職に関する判例は以下のとおりです。
大隈鐵工所事件(S62.09.18最三小判)
- 【要点】退職の意思表示はいつ成立?
- 【結論】承諾前なら撤回可/承諾で合意解約成立
(2) (【 2 】)の承認は人事部長に単独で決定する権限を与えることはなんら不合理ではない。
(3) 人事部長が(【 2 】)を受理したことでYが即時に(【 1 】)の意思を表示したものと解するのがむしろ当然である。
東芝柳町工場事件(S49.07.22最一小判)
- 【要点】雇止め法理
- 【結論】更新期待があれば合理性+相当性が必要
(2) 本件各雇止めの意思表示は実質において(【 3 】)の意思表示にあたる。そうである以上、効力の判断にあたっては、(【 3 】)に関する法理を類推すべきである。
日立メディコ事件(S61.12.04最一小判)
- 【要点】反復更新後の雇止め
- 【結論】実質無期同視なら厳格審査
(2) しかし、(【 3 】)契約を前提とするものである以上、雇止めの効力を判断すべき基準は、正社員を(【 2 】)する場合とはおのずから合理的な差異があるべきである。
(3) (【 4 】)をする必要があり、(【 5 】)する余地もなく、臨時員全員の雇止めが必要であると判断される場合には、正社員について(【 6 】)の方法による(【 4 】)を図らずに臨時員の雇止めが行われてもやむを得ない。
福原学園(九州女子短期大学)事件(H28.12.01最一小判)
- 【要点】更新期待権
- 【結論】合理的期待があれば雇止め無効方向
(2) 本件労働契約が3年の更新限度期間の満了時に当然に(【 3 】)となることを内容とするものであったと解することはできない。
(3) (【 1 】)労働契約への転換について定める(【 4 】)18条の要件をXが満たしていないことも明らかである。
下関商業高校事件 (S55.07.10最一小判)
- 【要点】退職勧奨の違法性
- 【結論】社会通念上許容限度超なら違法
(2) 勧奨される者の(【 3 】)を妨げ、あるいは(【 4 】)を害する勧奨行為は、違法な権利侵害として(【 5 】)を構成する場合がある。
(3) 本件退職勧奨は、多数回かつ長期にわたる執拗なものであり、(【 6 】)される限界を越えている。また、(【 7 】)を加えたものであって許されない。
(4) その限度を越えX1らに(【 8 】)ことを強要したものであり、Y市は損害を賠償すべき義務がある。
神奈川信用農業協同組合事件(H19.01.18最一小判)
- 【要点】選択定年制の早期退職申出→会社が不承認できる?
- 【結論】OK(承認拒否可)。承認なければ退職成立せず割増退職金も発生しない
割増退職金は、早期退職の代償として【 3 】を付与するものであって、承認がなされなかった場合であっても、従業員は通常の退職を申し出ることができるのであり、【 4 】が制限されるものではない。
したがって、使用者が選択定年制による退職の申出を承認しなければ、割増退職金債権の発生を伴う退職の効果は生じない。
本件において使用者が承認しなかった理由は、経営悪化により事業譲渡及び解散が不可避となり、退職者の増加によって事業の継続が困難となる事態を防ぐためであって、【 5 】とはいえず、被上告人らについて選択定年制による【 6 】は生じない。
ネスレ日本事件(H18.10.06最二小判)
- 【要点】7年前の上司暴行を理由に2001年の諭旨退職処分は有効?
- 【結論】無効。長期間不行使で懲戒権喪失、8年後の懲戒は濫用無効
本件では、職場において就業時間中に管理職に対する暴行事件が発生したものの、使用者は捜査結果を待つとして処分を行わず、7年以上経過した後に諭旨退職処分を行っている。しかし、当該事件は目撃者も存在し、捜査結果を待たずとも処分を決定することは十分可能であり、長期間にわたり懲戒権の行使を留保する【 3 】は認められない。
また、捜査の結果が不起訴となったにもかかわらず、実質的に懲戒解雇に等しい重い処分を行うことは、使用者の対応として【 4 】を欠く。さらに、他の処分理由とされた事実も大半が古く、比較的新しい暴言等の行為についても、それのみで諭旨退職に値するとはいえず、処分時点では【 5 】は回復していたと認められる。
したがって、本件諭旨退職処分は、処分時点において【 1 】のために必要な【 6 】を欠き、【 2 】とはいえず、懲戒権の濫用として無効である。
労働条件の引き下げ・事業場外労働のみなし制・労災保険に関する判例
労働条件の引き下げ・事業場外労働のみなし制・労災保険に関する判例は以下のとおりです。
大曲市農協事件 (S63.02.16最三小判)
- 【要点】男女別定年制
- 【結論】公序良俗違反で無効
(2) (【 3 】)なものであるとは、労働者が被ることになる(【 5 】)の程度を考慮しても、なお当該労使関係における当該条項の(【 6 】)を是認できるだけの合理性を有するものであることをいう。特に、重要な権利に関し実質的な不利益を及ぼす変更については、(【 5 】)を受忍させることを許容することができるだけの(【 7 】)に基づいた(【 3 】)な内容のものである場合において、その効力を生ずる。
第四銀行事件 (H09.02.28最二小判)
- 【要点】就業規則(定年制の変更)の合理性
- 【結論】高度の必要性+組合の同意等があれば、不利益変更も合理的で有効
(2) 合理性の有無は、(【 2 】)の程度、変更の(【 1 】)の内容・程度、内容自体の相当性、(【 4 】)その他関連する他の労働条件の改善状況、(【 5 】)等との交渉の経緯、同種事項に関する(【 6 】)における一般的状況等を総合考慮して判断すべきである。
みちのく銀行事件(H12.9.7最一小判)
- 【要点】コース別人事の実質差別
- 【結論】実態で不合理なら無効
朝日火災海上(石堂・本訴)事件 (H09.03.27最一小判)
- 【要点】労働協約による不利益変更は有効か?
- 【結論】経営上の必要性、不利益の程度、交渉経緯などを総合考慮し、変更に合理性があれば労働者を拘束する
山梨県民信用組合事件(H28.02.19最二小判)
- 【要点】不利益変更への「同意」は有効か?
- 【結論】自由な意思に基づく同意が必要。客観的合理性がなければ「自由な意思」とは認められない(無効)。
(2) 同意の有無は、(【 3 】)の有無だけでなく、もたらされる(【 5 】)の内容及び程度、労働者により当該行為がされるに至った(【 6 】)及びその態様、情報提供の内容等に照らして、当該行為が労働者の(【 7 】)に基づいてされたものと認めるに足りる合理的な理由が客観的に存在するか否かという観点からも、判断されるべきである。
阪急トラベルサポート事件(H26.01.24最二小判)
- 【要点】事業場外みなしの可否
- 【結論】管理・連絡できるなら適用否定
(2) ツアーの実施中においても、携帯電話の所持・常時電源ONを求め、会社に報告して(【 3 】)を受けることを求めている。終了後においては、業務遂行状況等の(【 4 】)な報告を求めており、その(【 5 】)を確認することができるものになっている。
(3) 業務に関する指示及び(【 6 】)の方法等に鑑みると、勤務の状況を(【 7 】)することが困難であったとは認め難く、労基法38条の2第1項にいう『(【 8 】)を算定し難いとき』に当たるとはいえない。
協同組合グローブ事件(R06.04.16最三小判)
- 【要点】事業場外みなしの要件
- 【結論】労働時間を算定し難いかを厳格判断
(2) 原審は、業務日報の(【 4 】)が担保されていたなどと評価したが、Yが残業手当を支払っていた事実のみをもって、(【 4 】)が客観的に担保されていたなどと評価することはできない。
(3) 原審は、業務日報の(【 4 】)の担保に関する(【 5 】)を十分に検討することなく、本件規定にいう「(【 6 】)を算定し難いとき」に当たるとはいえないとしたものであり、違法がある。
一般財団法人あんしん財団事件(R06.07.04最一小判)
- 【要点】労災取消訴訟の原告適格
- 【結論】事業主に原告適格なし
(2) メリット制の趣旨は、事業主間の公平を図るとともに、事業主の(【 3 】)の努力を促進することにある。
(3) 労働保険料の額は、申告又は(【 4 】)の時に決定することができれば足りる。
(4) したがって、特定事業主は、労災支給処分の取消訴訟の原告適格を(【 5 】)。
横浜南労基署長(旭紙業)事件(H08.11.28最一小判)
- 【要点】持込(傭車)運転手は労基法上の労働者?
- 【結論】実態で総合判断(諾否の自由・指揮命令・拘束・代替性・報酬の労務対価性など)。ケースにより結論が割れる(本ケースでは労働者生は否定)。
労基法上の労働者か否かは、使用者の【 1 】下で労務を提供し、労務対償として報酬が支払われるか(=【 2 】)で判断。
【 2 】の判断要素として、次の事情を【 3 】する
- 業務指示に対する【 4 】の有無
- 業務内容・遂行方法についての具体的指示の有無
- 勤務場所・勤務時間の指定・管理の有無
- 労務提供の【 5 】の有無
- 報酬が一定時間の労務提供に対する対価か
- 高価な【 6 】の有無
- 専属性の強弱
- 源泉徴収・労働保険・社会保険の適用の有無
以上より、車持込運転手は【 7 】にあると認められる
よって、本件車持込運転手は労基法上の(労災保険法上も)労働者には当たらない
労働者間の格差・セクハラ・マタハラ・過重労働・メンタルヘルスに関する判例
労働者間の格差・セクハラ・マタハラ・過重労働・メンタルヘルスに関する判例は以下のとおりです。
ハマキョウレックス(差戻審)事件(H30.06,01最二小判)
- 【要点】同一労働同一賃金(手当)
- 【結論】趣旨が同じ手当の格差は不合理
(2) 住宅手当は、住宅費補助の趣旨で支給されるものであり、広域転勤が予定される無期雇用社員のみに支給することは(【 2 】)でない。
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通信講座「クレアール」が発行している本に『非常識合格法』というものがあります。
その非常識合格法が、今なら資料請求で無料でもらえます(定価1,650円)。
社労士受験生は読んで損はありません。
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長澤運輸事件(H30.06.01最二小判)
- 【要点】再雇用後の賃金格差
- 【結論】再雇用事情は考慮されるが趣旨同一手当の不支給は不合理
(3) 関連する項目についても事情に応じた(【 1 】)が求められ、判断には(【 2 】)のプロセスや使用者の(【 3 】)も考慮される。
(4) (【 2 】)を経て、調整給を支給するなど配慮しており、年収の2割程度の相違は不合理でない。
(5) 精勤手当について、皆勤を奨励する(【 4 】)に相違はなく、不支給は不合理である。住宅手当等を正社員のみに支給することは、その(【 5 】)に照らして不合理ではない。
海遊館セクハラ事件(H27.06.08最一小判)
- 【要点】セクハラ加害者に対する懲戒処分の有効性
- 【結論】セクハラ加害者への出勤停止・降格処分は、重すぎず有効(権利濫用ではない)
(3) 反復継続的に行った極めて不適切なセクハラ行為がY社の(【 2 】)や職場規律に及ぼした(【 3 】)は看過し難い。
(4) Y社は(【 4 】)を濫用したものとはいえず、出勤停止処分及び降格処分は有効である。
イビデン(セクハラ)事件(H30.02.15最一小判)
- 【要点】プライベートな場でのセクハラ責任
- 【結論】職務関連性等があれば会社責任あり得る
(2) 申し出の具体的状況によっては、Y社は、申し出者に対し適切に対応すべき(【 2 】)の義務を負う。
(4) 相談内容が、Xの退職後相当の期間を経過したものであり、かつ、(【 3 】)の出来事であったから、Y社には義務違反はない。
広島市中央保健生協事件(H26.10.23最一小判)
- 【要点】妊娠等による降格
- 【結論】原則違法(自由意思承諾等の例外あり)
(2) Xにおいて、影響につき(【 2 】)した上でその諾否を決定し得たものとはいえず、(【 3 】)に基づいて降格を承諾したものと認めるに足りる合理的な理由が(【 4 】)に存在するということはできない。
(3) 均等法9条3項の趣旨及び目的に(【 5 】)に反しないものと認められる特段の事情の存在を認めることはできない。
電通事件(H12.03.24最二小判)
- 【要点】過労自殺と会社責任
- 【結論】安全配慮義務違反を認定。企業は、労働者の性格や多様性を含めて管理・配慮する義務がある
使用者は、心身の健康を損なうことがないよう(【 4 】)を負うと解するのが相当であり、使用者に代わって(【 5 】)を行う権限を有する者は、その権限を行使すべきである。
(3) 業務の遂行と自殺との間には(【 6 】)があるとした上、負担を軽減させる措置を採らなかったことにつき(【 7 】)があるとして、Yの民法715条に基づく(【 8 】)を肯定した。
横浜南労基署長事件(H12.07.17最一小判)
- 【要点】精神障害と労災
- 【結論】業務起因性を肯定
(2) 勤務は(【 2 】)にかなりの負担となり、慢性的な疲労をもたらしたことは否定し難い。加えて、当日の業務は、それまでの長期間にわたる(【 3 】)な業務負担の継続と相まって、Xにかなりの(【 2 】)負荷を与えたものとみるべきである。
東芝事件(H26.03.24最二小判)
- 【要点】精神疾患と人事措置
- 【結論】配慮義務を尽くさず解雇は無効方向
(2) 企業者は、労働者からの(【 2 】)がなくても、その健康に関わる労働環境等に十分な注意を払うべき(【 3 】)を負っている。
(3) 積極的な(【 2 】)が期待し難いことを前提とした上で、必要に応じてその業務を軽減するなど労働者の(【 4 】)への配慮に努める必要がある。
(4) 労働者が情報を申告しなかったことをもって、損害賠償の額を定めるにあたって(【 5 】)をすることはできない。
大阪医科薬科大学事件(R02.10.13最三小判)
- 【要点】有期社員に賞与なし→不合理な待遇差?
- 【結論】不合理ではない。賞与の趣旨や職務内容差から契約社員無支給も許容
もっとも、本件の賞与は、業績連動型ではなく、算定期間における労務の対価の後払いや功労報償、将来の労働意欲の向上等の趣旨を含むものであり、正職員の賃金体系、求められる【 2 】に照らし、正職員としての人材の確保及び定着を図る目的で支給されているものと認められる。
そして、比較対象である教室事務員の正職員とアルバイト職員との間には、職務の内容及び配置の変更の範囲に【 3 】があり、さらに、業務内容や人員配置見直しに起因する事情、契約職員・正職員への登用制度の存在といった事情も認められるところ、これらは労働契約法20条にいう「【 4 】」として考慮されるべきである。
以上を踏まえると、正職員に賞与を支給し、アルバイト職員にこれを支給しないという【 1 】は、同条にいう不合理な待遇差には当たらない。
また、私傷病による欠勤中の賃金についても、正職員に対する給付は、長期継続雇用を前提とした【 5 】及び雇用維持を目的とする制度であり、職務内容及び変更範囲の相違、登用制度の存在、アルバイト職員が長期雇用を前提とした地位にないこと等の事情を考慮すれば、正職員のみに支給し、アルバイト職員には支給しないという取扱いも、不合理な待遇差には当たらない。
メトロコマース事件(R02.10.13最三小判)
- 【要点】有期社員に退職金なし→不合理な待遇差?
- 【結論】不合理ではない。長期勤務報償である退職金は無支給でも社会通念上不不合理でない
もっとも、本件の正社員に対する退職金は、職務遂行能力や責任の程度等を踏まえた【 2 】の後払いや、【 3 】に対する功労報償等の複合的性質を有するものであり、正社員としての職務を遂行し得る人材の確保及び定着を図る目的から、様々な部署で継続的に就労することが期待される正社員に支給されているものと認められる。
そして、売店業務に従事する正社員と契約社員Bとの間には、職務の内容及び配置の変更の範囲に【 4 】があり、また、組織再編等に起因する事情や、契約社員から正社員へ段階的に登用する試験制度が設けられていたことなどの事情も認められるところ、これらは労働契約法20条にいう「【 5 】」として考慮されるべきである。
以上を踏まえると、契約社員Bの労働契約が更新を前提とし定年も定められており、原告らが相当期間勤務していたことを考慮しても、正社員のみに退職金を支給し、契約社員Bには支給しないという【 1 】は、同条にいう不合理な待遇差に当たるものとはいえない。
損害賠償・会社物品の私的使用・守秘義務・競業避止に関する判例
損害賠償・会社物品の私的使用・守秘義務・競業避止に関する判例は以下のとおりです。
茨城石炭商事事件 (S51.07.08最一小判)
- 【要点】従業員事故の求償範囲
- 【結論】信義則上、相当限度でのみ求償
三晃社事件 (S52.08.09最二小判)
- 【要点】退職金ゼロ・大幅減額
- 【結論】規程根拠+合理性がなければ無効
(2) 制限に反する就職をしたことにより勤務中の(【 2 】)に対する評価が減殺されて、半額の限度においてしか退職金の権利が発生しないこととする趣旨であると解すべきであり、労基法16条((【 3 】)の禁止)、24条1項((【 4 】)の原則)、民法90条((【 5 】))等の規定に違反するものではない。
福山通運事件 (R02.02.28最二小判)
- 【要点】業務中に事故を起こした労働者が、被害者に払った賠償金を会社に肩代わり(請求)できるか(逆求償)
- 【結論】可能。損害を公平に分担するというルールに基づき、信義則上ふさわしい金額を会社に請求できる
この趣旨に照らせば、使用者は、第三者に対して損害賠償義務を負うにとどまらず、被用者との関係においても、【 4 】を負担すべき場合があると解するのが相当である。
そして、使用者が使用者責任に基づき第三者に損害賠償をした場合に、【 5 】で被用者に求償できると解されていることとの均衡からすれば、被用者が使用者の【 3 】について第三者に損害を加え、その損害を自ら賠償した場合であっても、事業の性格、規模、業務内容、労働条件、加害行為の態様、損害予防や分散についての使用者の配慮の程度その他【 6 】を考慮し、【 2 】という見地から信義則上相当と認められる額について、被用者は【 7 】ことができると解するのが相当である
小野運送事件 (S38.06.04最三小判)
- 【要点】第三者災害で被害者と加害者が示談→政府の代位求償は?
- 【結論】請求不可。示談で賠償請求権消滅し政府の代位求償権は失われる
労災保険法20条1項は、政府が保険給付をした場合に、【 4 】被災労働者の第三者に対する損害賠償請求権を取得する旨を定めているが、同条2項は、被災労働者が第三者から損害賠償を受けた場合に政府が【 4 】給付義務を免れることを定めるにすぎず、被災労働者があらかじめ損害賠償債務を【 3 】することを禁止する趣旨ではない。
したがって、被災労働者が第三者との示談により損害賠償債務を【 3 】したときは、その限度で損害賠償請求権は消滅し、その後に政府が保険給付をしても、もはや存在しない請求権を前提とする法定代位権は発生せず、政府は第三者に対して【 5 】。
労働組合・争議行為に関する判例
労働組合・争議行為に関する判例は以下のとおりです。
トーコロ事件 (H13.06.22最二小判)
- 【要点】36協定の過半数代表者の適格性(親睦団体の代表者はする?)
- 【結論】親睦団体代表者は不適格→36協定無効→残業命令違法
本件において協定当事者とされた者(友の会)は、親睦団体であるから、【 4 】でないことは明らかである。
したがって、当該者は【 1 】代表者には該当せず、本件36協定は有効に成立したものとはいえない。
その結果、本件36協定を前提とする時間外労働命令は適法な根拠を欠き、労働者がこれに従う義務はなく、これに従わなかったことを理由とする解雇は無効である。
ノースウエスト航空事件 (S62.07.17最二小判)
- 【要点】部分ストで仕事がなくなった他組合員に対し、会社は休業手当を払うべき?
- 【結論】原則、払わなくてよい。ストライキは会社のコントロール外であり、会社の責任(帰責事由)とは言えない
また、民法五三六条二項にいう「【 3 】」とは、故意、過失又は信義則上これと同視すべき事由をいい、ストライキを含む争議行為は、【 4 】に基づいて行われるものであって、使用者がこれを停止させる権限を有しない以上、他の組合又は一部組合員のストライキによって就労できない状態が生じたとしても、特段の事情がない限り、【 5 】があるとはいえない。
さらに、被告は、業務量の減少に応じ、組合との協定に基づき、【 6 】で休業を命じたものであり、その方法、程度及び態様は適正妥当なものであるから、原告らの【 7 】は被告の責に帰すべき事由によるものとは認められず、休業手当又は賃金請求権は発生しない。
日立製作所武蔵工場事件 (H03.11.28最一小判)
- 【要点】36協定があり就業規則根拠もある、残業命令は拒否できる?
- 【結論】原則拒否できない(合理的な業務命令として残業義務が生じ得る)
したがって、当該就業規則の適用を受ける労働者は、その定めに従い、【 3 】労働時間を超えて労働をする義務を負うものと解するのが相当である。
本件においては、企業が需給関係に即応した生産計画を円滑に実施する必要性や、事業内容、労働者の担当業務、【 4 】等を考慮すれば、当該就業規則及び36協定の定めは合理性を欠くものではない。
そして、実際に発せられた残業命令は、36協定所定の事由に該当するものであったから、労働者はこれに従い【 5 】義務を負い、これを拒否した場合にされた懲戒解雇が【 6 】に当たるとはいえない。
目黒電報電話局事件 (S52.12.13最三小判)
- 【要点】勤務中・休憩中のリボン・バッジ等の組合活動は?
- 【結論】職務専念義務・企業秩序の観点から、態様次第で禁止・懲戒が有効になり得る
本件において、労働者が勤務中に着用したプレートが政治的主張の表示に用いられる記章に該当するとしても、その着用について上記の意味での【 2 】が認められない以上、就業規則に違反する政治活動とはいえない。
また、労働者が【 3 】を利用して行ったビラ配布についても、その態様は【 4 】であり、内容に虚偽や誹謗中傷はなく、枚数も少数にとどまり、職場秩序を【 5 】とは認められないから、懲戒事由に該当するとはいえず、これを理由とする懲戒処分は無効である。
朝日火災海上(高田)事件 (H08.03.26最三小判)
- 【要点】労働協約・就業規則の不利益変更を未組織労働者に適用できるか
- 【結論】未組織労働者に著しい不利益を与える場合、その効力は及ばない
もっとも、未組織労働者は労働協約の締結過程に関与する立場にないことから、当該労働者に及ぶ不利益の【 3 】、協約締結の経緯、組合員資格の有無等を考慮し、当該労働協約を適用することが【 4 】であると認められる特段の事情がある場合には、その【 1 】は当該未組織労働者には及ばない。
朝日放送事件 (H07.02.28最三小判)
- 【要点】下請会社(派遣元)の社員が、直接の契約がない親会社(派遣先)に対して団体交渉を求めることはできるか?
- 【結論】できる。直接の雇用主でなくても、労働条件を実質的に決定している立場なら、労働組合法上の『使用者』として交渉に応じる義務がある
このような場合には、当該会社は、直接の雇用契約関係が存在しないとしても、その支配・決定が及ぶ限度において、【 3 】7条にいう「使用者」に該当すると解するのが相当である。したがって、当該会社は、自ら決定権を有する労働条件に関する事項については、正当な理由がない限り【 4 】に応じる義務を負う。
それにもかかわらず、当該会社が、使用者に当たらないことのみを理由として【 4 】を拒否した行為は、正当な理由のない【 4 】拒否として、【 5 】に該当する。
国鉄札幌運転区事件 (S54.10.30最三小判)
- 【要点】労働組合が会社の許可がない場所でのビラ貼りは許される?
- 【結論】使用者の権限を侵し、企業秩序を乱すものであり、正当な組合活動にあたらない
労働組合による企業の【 1 】の利用は、本来、使用者との合意に基づいて行われるべきものであり、組合活動の必要性が大きいという理由だけで、組合に施設利用権が生じたり、使用者に受忍義務が生じたりするものではない。したがって、【 3 】を得ることなく、企業の【 1 】を組合活動のために利用することは原則として許されない。
このような無許可利用は、使用者の施設管理権限を侵し、【 2 】を乱すものであり、使用者がその利用を拒否することが【 4 】と評価されるような特段の事情がない限り、【 5 】には当たらない。本件におけるビラ貼付行為は、【 2 】を侵害するものであって【 5 】とはいえず、これに対する中止命令および懲戒処分は有効であると解される。
国労広島地本事件(S50.11.28最三小判)
- 【要点】労働組合が特定の政党を応援するために、組合員から強制的にカンパ(特別組合費)を集めてよいか?
- 【結論】原則としてダメ。政治活動への協力は組合員の自由であり、多数決で強制できる範囲を超えているから
この考え方を前提にすると、他の労働組合の【 5 】として徴収される臨時組合費については、労働者の【 2 】の向上に資するものであり、組合活動の目的と密接に関連することから、原則として組合員はこれを【 6 】と解される。
これに対し、いわゆる安保反対闘争の実施費用として徴収される臨時組合費については、組合活動の主たる目的とは直接関係のない政治的主張の表明に当たるものであり、組合員に対して一定の政治的立場への支持を強制することに等しいため、組合員はこれを【 7 】と解される。
さらに、公職選挙に際して、労働組合が特定の立候補者又はその所属政党を支援するための寄付金として徴収する臨時組合費については、政党や候補者の支持が組合員個人の【 8 】に委ねられるべき事項であり、これを強制することは政治的立場への支持の表明を強いるものに等しいため、組合員に【 9 】と解される。
都南自動車教習所事件(H13.03.13最三小判)
- 【要点】労働協約の成立要件?(書面性および署名・記名押印の必要性)
- 【結論】書面+両当事者の署名(記名押印)がない限り、労働協約としての規範的効力は生じない
したがって、仮に労働組合と使用者との間で労働条件に関する合意が成立していたとしても、これが【 3 】に作成されず、又は両当事者の【 4 】を欠く場合には、当該合意に労働協約としての【 2 】を認めることはできない。
羽幌炭鉱事件(S33.05.28最大判)
- 【要点】労働争議における「正当な行為」の範囲は?
- 【結論】労働争議中の行為であっても、正当な範囲を逸脱した場合には、刑法上の威力業務妨害罪が成立する余地がある
プリマハム事件(S57.09.10最二小判)
- 【要点】ストライキを批判する社長のメッセージは、不当労働行為(支配介入)になるか?
- 【結論】なる。使用者の『言論の自由』も、組合の団結を弱めるような批判や攻撃に及ぶ場合は制限される
丸島水門事件(S50.04.25最三小判)
- 【要点】会社が行うロックアウトが「正当な争議行為」として認められるか(=賃金を払わなくていいか)
- 【結論】ロックアウトが正当なものなら、使用者に賃金支払い義務はない(労働者も賃金を請求する権利はない)
東芝労働組合小向支部事件(H19.02.02最二小判)
- 【要点】組合脱退を禁じる合意=有効?
- 【結論】無効。組合脱退の自由は保障され、脱退を許さない合意は無効
確かに、本件付随合意は労働者と会社との間で成立したものであり、その効力は原則として当事者間において生ずるにとどまるが、労働組合との関係においてまで脱退の効力を否定すべき特別の根拠は認められない。
また、労働組合が組合員に対して【 3 】を有し、組合員が組合活動への参加や組合費の納付義務を負うことが許されるのは、組合員に【 1 】が保障されていることを前提とするものである。したがって、【 2 】を一切行使させず、脱退の効力そのものを生じさせないとする本件付随合意の部分は、【 1 】という重要な権利を奪い、組合の統制への【 4 】を強いるものであって、公序良俗に反し無効である。
よって、本件付随合意に違反したことを理由に、当該脱退の効力を否定することはできない。
日本メール・オーダー事件(S59.05.29最三小判)
- 【要点】併存組合で一時金を片方組合員のみ支給=不当労働行為?
- 【結論】片方の組合が不利となる条件を提示し、それを拒否したことでの不利益取扱いは不当労働行為に該当
他方、多数派組合は当該前提条件を受諾して労働協約を成立させたため、両組合の組合員間に一時金支給の有無という差異が生じることとなり、少数派組合である分会の組合員が不利益を受ければ、その組織に動揺を生じさせ、組織力を【 2 】させることは容易に予測し得た。
にもかかわらず、使用者が前提条件に固執したことは、かかる状況を利用して分会及びその組合員に不利益を甘受させ、分会の組織を【 2 】させようとする意図を有していたとの評価を免れない。
したがって、使用者の行為は、分会に所属することを理由として組合員を差別的に取り扱い、あわせて労働組合の運営に支配介入するものとして、労働組合法7条1号及び3号に該当する【 3 】に当たる。
池上通信機事件(S63.07.19最三小判)
- 【要点】無許可の社内施設(食堂)組合集会→会社の使用拒否は不当労働行為?
- 【結論】原則適法。施設管理権は使用者にあり、特段事情なければ使用拒否OK
このように解することは、労働組合法が使用者による労働組合への経費援助等を【 4 】として禁止し、最小限の広さの事務所の供与等のみを例外的に許容している趣旨にも適合する。
したがって、労働組合又は組合員による企業施設の利用関係は、労働安全衛生法70条に基づく体育活動やレクリエーション等のための施設使用とは基本的に性質を異にするものというべきである。
そして、使用者は、企業目的に適合するよう企業施設の利用を【 5 】として確立するとともに、企業目的の達成に支障を生じさせ、又は企業秩序を乱す施設使用行為については、これを禁止又は制限し、違反者を就業規則違反として懲戒処分に付するなどにより、【 6 】として規制・排除することができる。
山形大学不当労働行為救済命令取消請求事件(R04.03.18最二小判)
- 【要点】合意見込みない事項でも労働委員会の誠実交渉命令は適法?
- 【結論】適法。合意困難でも誠実交渉義務があり、団交応諾命令は有効
労働組合法7条2号により、使用者は【 3 】団体交渉を拒否してはならず、必要に応じて主張の論拠を説明し、資料を提示するなどして誠実に団体交渉に応ずべき義務(誠実交渉義務)を負い、これに違反することは不当労働行為に当たる。
使用者が誠実交渉義務に違反した場合、労働組合は十分な説明や資料の提示を受けられず、誠実な交渉を通じた労働条件等獲得の機会を失い、【 1 】が害されるが、その後誠実に交渉に応ずるに至れば、この侵害状態は除去、是正され得る。
したがって、誠実交渉義務違反がある場合に、誠実に団体交渉に応ずべき旨を命ずる誠実交渉命令を発することは、一般に救済命令制度の趣旨目的に照らして是認される範囲内にある。
団体交渉事項について【 4 】場合であっても、使用者が誠実交渉義務を尽くしていないときは、その後誠実に交渉に応ずることで、労働組合は説明や資料の提示を受け、交渉力の回復や労使間の【 5 】が図られるから、誠実交渉命令は侵害状態の是正と【 1 】の回復に資する。
よって、【 4 】ことをもって、誠実交渉命令が救済命令制度の限界を逸脱するものということはできず、また実現可能性や救済の必要性を欠くものでもないから、労働委員会は誠実交渉命令を発することができる。
労災・公務災害に関する判例
労災・公務災害に関する判例は以下のとおりです。
熊本地裁八代支部公務災害事件 (S51.11.12最二小判)
- 【要点】業務に起因する負傷等と認められるには?
- 【結論】業務と負傷等の間に相当因果関係があることが必要
高田建設従業員事件 (H元.04.11最三小判)
- 【要点】第三者災害で、過失相殺と労災給付控除の順序は?
- 【結論】損益相殺(控除)と過失相殺の先後が重要で、結論が変わり得る(試験で狙われやすい)
この場合、同一の事由による損害について賠償額を定めるに当たっては、まず損害額から【 2 】を行い、その残額から【 3 】を控除する方法によるのが相当である。
けだし、労災保険法12条の4は、【 1 】によって生じた事故について、政府の保険給付と第三者の損害賠償義務とが【 4 】の関係にあり、同一損害についての【 5 】を認めない趣旨を明らかにしており、政府が保険給付をした場合には、受給権者が第三者に対して有する損害賠償請求権は、その給付の価額の限度で【 6 】と解される。
そして、被災労働者に過失がある場合、第三者に対する損害賠償請求権自体が、すでに【 7 】の額に限られるのであるから、国に移転する損害賠償請求権も、【 7 】の額を意味すると解するのが文理上自然であり、法の趣旨にも合致する。
浜松労基署長(雪島鉄工所)事件 (S58.10.13最一小判)
- 【要点】賃金請求権がない場合でも労災保険給付の対象となる?
- 【結論】賃金請求権の有無と労災保険給付の要件は別(給付は認められる)
そして、右の要件を満たす限り、当該労働者が休日である場合や、出勤停止の懲戒処分を受けたことなどの理由により、雇用契約上【 3 】を有しない日についてであっても、休業補償給付は支給されると解するのが相当である。
姫路労働基準監督署長事件 (H09.01.23最一小判)
- 【要点】労災の特別加入、労働者を使わない業務も対象?
- 【結論】対象外。保険関係は無限定に広がらない
したがって、特別加入によって事業主が労災保険の適用を受けるのは、【 2 】に係る業務の範囲に限られる。
本件において、事業主Aは、土木工事については労働者を使用していたものの、重機の賃貸業務については、労働者を使用することなく、請負工事とは独立して行っていた。このような場合、特別加入の承認によって成立する保険関係は、労働者を使用して行われる建設事業に限られ、【 3 】重機賃貸業務については、保険関係が成立しているとはいえない。
よって、【 3 】業務に起因する死亡等については、労災保険給付の対象となる余地はなく、当該死亡を業務上のものと認めることはできない
フォーカスシステムズ事件 (H27.03.04最大判)
- 【要点】遺族補償年金等の給付と民事損害賠償の併給調整(損益相殺的調整)の方法
- 【結論】特段の事情がない限り、損害の元本から労災給付分を差し引く(遅延損害金から優先的に差し引く従来の判例を変更)
被害者が不法行為により死亡し、その相続人が損害賠償請求権を取得するとともに、遺族補償年金の支給を受け、又は支給を受けることが確定した場合には、当該年金は、【 1 】による損害を填補するものであって、逸失利益等の【 2 】と同一性質を有し、【 3 】関係に立つ。
したがって、損害賠償額の算定に当たっては、遺族補償年金と、その填補対象である【 2 】の元本との間で、【 4 】を行うべきであり、遅延損害金との関係で優先的に控除するものではないと解するのが相当である。
また、遺族補償年金は、その制度趣旨に照らせば、特段の事情がない限り、不法行為時に損害が填補されたものと法的に評価して【 4 】を行うことが、公平の見地から相当である。
行橋労基署長(テイクロ九州)事件(H28.07.08最大判)
- 【要点】会社関与の飲み会後の移動中事故は業務?
- 【結論】会社の要請・支配管理が強ければ業務災害になり得る
またその際、Bは、研修生らを宿舎まで送っており、当該送迎が【 3 】に基づくものとはうかがわれないこと等を考慮しても、【 4 】にあったと認めるのが相当であり、事故と運転行為との間には【 5 】が認められる。
したがって、本件事故による死亡は、労災保険法及び労働基準法にいう【 6 】による災害に該当する。
労働時間・休憩に関する判例
労働時間・休憩に関する判例は以下のとおりです。
大星ビル管理事件 (H14.02.28最一小判)
- 【要点】仮眠・待機(不活動時間)は労働時間?
- 【結論】解放が保障されず即応義務があるなら労働時間(不活動でもカウント)
不活動仮眠時間において、実作業に従事していないという一事をもって、直ちに使用者の【 1 】から離脱しているということはできず、【 2 】が保障されている場合に限り、【 1 】に置かれていないものと評価される。
したがって、不活動仮眠時間であっても、【 2 】が保障されていない場合には、労基法上の労働時間に当たるというべきであり、当該時間において【 3 】が義務付けられていると評価される場合には、労働者は引き続き使用者の【 1 】に置かれていると解される。
三菱重工長崎造船所事件 (H12.03.09最一小判)
- 【要点】更衣・準備体操は労働時間?
- 【結論】義務付け・不可欠なら労働時間(指揮命令下)
そして、労働者が、就業を命じられた【 3 】を、使用者から義務付けられ、又はこれを余儀なくされて事業所内において行う場合には, たとえそれが【 4 】に行われるものであっても、特段の事情のない限り、【 5 】と評価することができ、その行為に要した時間が【 6 】必要と認められる限り, 労働基準法上の労働時間に該当すると解するのが相当である。
大林ファシリティーズ事件(H19.10.19最二小判)
- 【要点】住込管理員の所定外・休日の断続業務=労働時間?
- 【結論】使用者の指揮命令下の業務は労働時間(休日も指示業務のみ対象)
本件において、平日の午前7時から午後10時までの時間については、住込み管理員が【 4 】に従事していない時間を含め、使用者の【 1 】に置かれていたものと認められ、労働時間に該当する。一方、土曜日については、使用者が1人体制での執務を明確に指示していたことなどから、実際に業務に従事した1名のみが労働時間に算入されるとされ、日曜日及び祝日については、管理員室の照明の点消灯やごみ置場の開閉等、使用者が明示又は黙示に指示した業務に【 5 】時間に限り、労働時間に該当すると解される。
安全配慮義務違反に関する判例
安全配慮義務違反に関する判例は以下のとおりです。
川義事件 (S59.0410最三小判)
- 【要点】宿直中の社員が強盗に襲われた場合、会社に安全配慮義務違反(損害賠償責任)はあるか?
- 【結論】ある。防犯設備が不十分だったり、一人の宿直で身を守るための教育をしていないなら、会社の責任になる
使用者は、盗賊等が容易に侵入できないような物的防犯設備を設けること、また万一侵入があった場合に危害を免れるための設備や体制を整えること、さらにそれが困難であれば、宿直員の増員や十分な安全教育を行うことによって、労働者の【 3 】よう配慮すべき義務を負う。
にもかかわらず、防犯設備が不十分であり、盗難等の危険が【 4 】できたにもかかわらず、一人宿直体制の見直しや安全教育等の措置を講じていなかった場合には、【 1 】の不履行が認められ、その結果発生した強盗殺害等の事故については、会社は損害賠償責任を負うと解される。
陸上自衛隊八戸車両整備工場事件(S50.02.25最三小判)
- 【要点】国は公務員に対して「安全配慮義務」を負うか?
- 【結論】負う。安全配慮義務は「特別な社会的接触の関係に入った」当事者の間に、相手方に対して「信義則上負う義務」として認められる(国に限らず当然民間企業も負う)
電電公社帯広電報電話局事件(S61.03.13最一小判)
- 【要点】業務命令の特殊検診拒否→懲戒処分有効?
- 【結論】有効。健康管理上必要で合理的な検診命令は有効で、違反への戒告も適法
また、合理的な内容を有する就業規則は、【 4 】の有無にかかわらず労働契約の内容となり、その規定により労働者が一定の事項につき業務命令に服すべき義務を負う場合には、これも労働契約上の義務となる。
そして、要管理者に対する健康管理従事者の指示は、健康の早期回復という目的に照らして【 5 】が認められる限り、精密検診を受診すべき病院や医師、実施時期等を含めて行うことができる。
したがって、頸肩腕症候群に関する総合精密検診の受診を命じた本件業務命令は有効であり、これを拒否した行為は就業規則所定の懲戒事由に該当し、戒告処分も【 6 】を欠くものではなく、適法である。
その他の穴埋め問題
【労働法令の判例穴埋め問題】
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