【受験生必見】社労士試験の一般常識対策と勉強方法(法令・白書・統計)
- 社労士試験の一般常識はどうやって勉強すればいいですか
- 勉強しなくても何とかなりますか?
- 白書は自分で読むべきですか?
社労士試験で誰もが苦手とする一般常識(労一・社一)。
テキストを読んでも問題を解いても、手ごたえがなくて不安ですよね。
私は2006年に社労士試験に合格しました。
実務経験ゼロ・法律知識ゼロの中、通信講座を利用して一発で合格しました。
その後は社労士合格を目指す多くの方に、勉強方法のアドバイスをしています。
そんな15年以上の経験から、社労士試験の一般常識(諸法令・白書・統計)の対策や勉強方法について書いていきます。
結論からいうと、
広く・浅く勉強するのが大事です。
その上で通信講座も利用しましょう。
白書の具体的な勉強方法も解説しているので、ぜひ最後までお読みください。
社労士試験の一般常識は関係諸法令と白書から出題される
科目 | 出題内容 | 選択式 | 択一式 | |
---|---|---|---|---|
一般常識 | 労一 | 関係諸法令 労働経済白書 労務管理 | 1問 (5点) | 1問 (10点) |
社一 | 関係諸法令 厚生労働白書 | 1問 (5点) |
社労士試験の一般常識の出題範囲は以下のとおりです。
- 労一:労働に関する一般常識
- 関係諸法令、労働経済白書、労務管理
- 社一:社会保険に関する一般常識
- 関係諸法令、厚生労働白書
また、試験では択一式・選択式の両方で出題されます。
科目 | 選択式 | 択一式 |
---|---|---|
労一 | 1問(5点) | 1問(10点) |
社一 | 1問(5点) |
とにかく範囲が広く、勉強していても手応えがないのが一般常識。
択一式は労一・社一ともに5問ずつしか出題されず、過去問の蓄積も多くありません。
そのため過去問だけでは対策しきれないのが現状です。
一般常識を捨てるのは合格を遠ざける
一般常識はどう勉強すればいいかわからない…
そんな風にあきらめる受験生もいます。
しかし社労士試験はすべての科目に基準点があります。
一般常識を勉強せず本番で勘に頼るのは、合格の可能性を遠ざけるだけです。
そのため一般常識科目も対策が必要です。
基準点を下回らなければOKと割り切る
一般常識は高得点が狙える科目ではありません。
そこで、「基準点さえクリアできればOK」と割り切りましょう。
その前提で「広く・浅く」勉強するのが原則です。
社労士試験の一般常識科目は、
- 選択式3点
- 択一式4点
をクリアできればOK!
基準点さえクリアすればいいと考えれば、少し気が楽になりますね。
【関係諸法令の対策】過去問と目的条文をおさえる
労一・社一ともに、関係諸法令はそれほど難しい問題は出題されません。
出題される法令はある程度決まっているので、過去問を中心に勉強しましょう。
また目的条文もよく出題されるので、あわせて勉強しましょう。
【関係諸法令の勉強方法】
- 過去問でよく出題される法令を勉強する
- 目的条文を勉強する
【無料】目的条文の勉強ツール
目的条文は重要語句を穴埋め形式で勉強するのがおすすめです。
そのためのツールをご紹介します。
スマホひとつで勉強できるので、ぜひご利用ください。
【白書対策】スクールの講座を利用するのが近道
白書はとにかく範囲が広いです。
参考に、白書のリンク(厚生労働省HP)を記載します。
- 労働経済白書:約400ページ
- 厚生労働白書:約500ページ
これだけの量を自分で読むのは効率が悪いです。
そこで白書は、通信講座などの直前対策講座を利用しましょう。
白書対策で講座を利用するメリット
白書対策は、講座を利用することがもっとも効率がよい方法です。
一人で白書を読むと、重要な項目もわからず読み進める事になります。
それは貴重な時間をムダにするだけ。
しかし講座を利用すれば、重要な項目に絞って勉強できます。
合格を最優先に考えるなら、絶対に講座を利用しましょう!
厚生労働省の労働経済白書の要約動画も活用できる
厚生労働省では、労働経済白書の要約動画を公開しています。
いきなり白書講座を受けるよりも、概要を頭に入れておくだけで理解度は違います。
動画自体がとてもわかりやすいので、ぜひ一度見ておきましょう。
動画は全部で25分。倍速なら12分で見ることができますよ。
【具体的方法】白書のテキストはスキマ時間に毎日少しずつ読む
白書講座を受けたら、スキマ時間を利用して毎日テキストを読みましょう。
具体的な読み方は以下のとおりです。
【白書テキストの読み方】
- 机に向かっての勉強はしない
- 通勤中などスキマ時間に読む
- 1日30分〜50分と読む時間を決める
- 流し読みでもいいので絶対に毎日読む
白書対策では数字の暗記ではなく、傾向をおさえることが大事です。
30分〜50分と時間を決めれば集中もできます。
そのためスキマ時間を利用した勉強をしていきましょう。
毎日テキストを読むことで、少しずつ傾向をおさえることができます。
まとめ:一般常識を克服して合格を目指そう!
一般常識の勉強方法について書いてきました。
【この記事のまとめ】
- 一般常識は「広く・浅く」勉強する
- 関係諸法令は過去問と目的条文を中心に勉強する
- 白書対策は講座を利用する
- 白書のテキストをスキマ時間を利用して毎日読む
社労士試験の中でも対策が難しい一般常識。
しかし勉強方法のポイントさえおさえれば、基準点を突破できます。
効率的に勉強することで合格を目指しましょう!