【実体験】人事部が社労士を取るメリット|人事部での社労士資格の活かし方
社労士といえば人事・労務のスペシャリストだけど、人事部が社労士を取るメリットは?
そんな疑問を実体験をベースにお話します。
社労士は、人事・労務の分野で最難関資格のひとつ。
当然合格するには、色々なことを犠牲にして勉強が必要です。
そこでこの記事では、人事部が社労士資格を取るメリットについて書いていきます。
人事部として一歩リードしたいと思っている人は、ぜひご覧ください。
結論からいうと、人事部が社労士を取ることはメリットだらけ。
人事部としてキャリアアップを目指すなら、社労士資格が一番おすすめです。
今回の話は筆者が今まで経験してきた企業での話であり、すべての人事部にあてはまるとは限りません
人事部が社労士を取るメリット4選
人事部が社労士を取ると、具体的には以下の4つのメリットがあります。
人事部が社労士を取るメリット
会社で評価が上がる
社労士は人事・労務のスペシャリストの資格。
社労士資格を持っていると、周りの見る目が明らかに変わります。
特に役員クラスの、普段面識のない人にも名前を覚えてもらいます。
社労士に合格したからといって、仕事自体が大きく変わるわけではありません。
しかし周りの評価が上がり、働きやすくなったのは事実です。
社労士に合格したことで自信もつき、仕事もスムーズにこなせるようになりますよ。
実務に直結する知識が得られる
社労士で勉強した内容は、人事部の仕事に直結します。
- 採用時の社会保険の手続き
- 研修での就業規則の説明
- 就業規則の変更と労働組合の意見徴収
- 36協定の締結
- 給与計算の時間外手当の計算
- 社員への育児休業の説明
思いつくだけでも社労士と人事部は、とにかく相性がよいことがわかります。
おそらくこれほど相性がピッタリの資格はないでしょう。
人事部なら社労士資格を最大限活かせます。
ぜひ社労士取得に挑戦しましょう。
仮に異動できないとしても、転職して社労士資格を活かす方法を考えましょう。
社労士に合格すれば人事部に異動できるのか?については、こちらの記事を参考にしてください。
取引先から信頼を得られる
社労士資格を持っていると、社外のお客様からの信頼もあがります。
例えば同業他社の人事部と名刺交換する時、肩書きに「社会保険労務士」とあれば、あなたは「できる人」と思われるでしょう。
さらに人事部は、生命保険や損害保険の法人営業者と接する機会も多いです。
【人事部と保険会社の関係】
- 生命保険
- 団体定期保険、総合福祉団体定期保険、適格退職年金など
- 損害保険
- 使用者賠償保険、労災総合保険(法定外補償)、企業賠償責任保険など
保険会社の法人営業者は色々な資格を持っており、社労士の価値もよく分かっています。
「A社の〇〇さんは社労士を持っている」と評判も広がり、一目おかれる存在になるでしょう。
人事部の経験を活かして独立開業もできる
最後のメリットは、社労士は独立開業できる資格であること。
人事部の仕事は辛いことも多いです。
会社の秩序を守るために非情の選択をすることもあります。
そんな辛い時に「いつでも辞められる」選択肢があるのは、精神的に大きなメリットになります。
また人事部を知っていると、独立したときに顧問先の苦労がわかります。
人事部の経験は、独立した時も大きなプラスになるのです。
人事部が社労士を取るデメリットはない?
人事部にいるなら、社労士を取ることによるデメリットはありません。
ただし注意したいのが、試験勉強と実務は違うこと。
社労士を取っただけでバリバリ仕事ができるようにはなりません。
たとえ社労士試験に合格しても、
- 資格取得届や離職票の書き方までは試験には出てきません
- 労働基準法を知っているだけでは就業規則は作成できません
- 時間外の割増率を知っているだけでは給与計算はできません
社労士を持っていれば間違いなくプラスになりますが、実務に関しての勉強も必要です。
社労士試験の勉強内容を、いかに実務に落とし込むかは永遠の課題なのです。
それでも社労士を持っていれば基礎知識があるので、他の人より早く実務も身につきますよ
社労士は難関なので通信講座で勉強する
人事部が社労士を持っていることはメリットだらけとはいえ、そもそも社労士は簡単に合格できません。
人によっては何年も勉強して合格を目指します。
そんな社労士試験の合格率を少しでもあげるなら、通信講座で勉強しましょう。
なぜなら人事部は時期によっては忙しいから。
時にはじゅうぶんな勉強時間を確保できないこともあります。
でも通信講座なら自分のタイミングで勉強できるので、忙しい人でも社労士合格を目指せます。
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社労士に合格すれば人事部に異動できる?
「人事部に異動したいから社労士を取る」と考える人もいるでしょう。
しかし社労士資格を取っても、すぐに人事部に異動できる可能性は低いです。
もちろん異動の希望を出すべきです。
しかし人事異動は多くの調整が必要なので、資格を持っているだけで優遇されることはありません。
それなら異動のチャンスを待ちつつ、同時に転職エージェントに登録しておきましょう。
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その縁をつかむには、早めに動き出して色々な縁を作ることが大事なのです。
「社労士に合格してから転職」と考えるのはNG。
人事部に転職を考えているなら、早めに動き出してください。
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まとめ:人事部が社労士を持っているのはメリットだらけ
人事部が社労士を取るメリットについて書いてきました。
人事部が社労士を取るメリット
- 会社で評価が上がる
- 勉強した内容が実務に直結する
- 取引先から信頼を得られる
- 独立開業することができる
社労士資格は仕事に活かせるだけではなく、独立開業もできます。
仕事が合わない時のリスクヘッジにもなります。
人事部なら絶対に社労士を目指しましょう。
しかし社労士は、合格率6%前後の難関資格。
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